
中間報告 『今年の夏は結構いい夏だった』
リード文が長いですとよくクライアントにも言われるよ
ロバート・ハリス、という作家兼ラジオパーソナリティがいる。だいぶ年上だけど、ちょっとガチで抱かれたいほどいい男である。
世界を旅してきたアウトローというかまあちょいワル・ダンディなアニキなのだが、この人を知ったのが去年の末ごろのこと。
ちょっとしたご縁があり、アニキの著書『人生の100のリスト』という本を手に取ったのがきっかけだった。
この本の中には現在70代のアニキが、高校を卒業し10代で世界を放浪していた頃書き溜められた「死ぬまでに成し遂げたいこと」がそのタイトル通り100載っている。
これまで行き当たりばったり、無計画・無軌道、ケセラセラ、レットイットビー、コンドームだけとりあえず鞄に入れておけばなんとかなる的に、流れるままに生きてきた俺は人生においても仕事においても計画性というものが全くない。そういう自分の生き方は別に嫌いじゃないし、これからも適当に生きていく所存ではあるのだが、しかし抱かれたいほどいい男、ロバート・ハリスが推奨するなら、俺も人生に遠大な目標をいくつか掲げてもいいのではないか、と、トークイベントでハグしてもらった時に、そう思った。いい匂いだったな。
そして実際に1ヶ月かけて、結構すごいこと(海沿いの書店を経営、脚本からラブコメ映画を作るなど)から、たいしたことないもの(タイのゴーゴーボーイのパンツにチップをねじ込みたい、とか)まで100きっちり、リストを作り上げた。
前置きが長くなったけれど(クライアントにもリード文が長いですってよく言われるよ!)そんな折にやってきたのこのあたらぼ4期参加という好機。さとみさん、えいみさんという3期からのお友達と一緒に『道楽は働楽になるのか』というテーマを掲げて、それぞれの趣味や遊びが仕事のモチベーション、あるいは新しい仕事や収益につながるのかみたいなことを検証している。
具体的には、「文化祭」と称したリアルイベントを開催、有志を募り、それぞれがやりたいことをやりつつ、まあ楽しくやろうや、というものである。
そこで俺は前述の100のリストの中に入れておいた「(趣味で創作している)短歌の展示・歌集販売をする」を実践しようともくろんでいて、これがどうも現実になりそうだ。
今回はそんな文化祭進捗や、その他個人的な100リストについて書いて、それを中間報告とする。締め切り明日なのに遊び歩いていて全く書いていなかった。正直焦っている。
文化祭、やるよ!!
とりあえず中間報告を済ませてしまおう。
文化祭、やります。会場も場所も決定しました。参加メンバーもちょろちょろ固まってきました。
にちじ 11月2日
ばしょ ポートカケガワ
わー!みんな大好きポートカケガワさんが会場として借りることができました!!
具体的なことはさとみさんが窓口になってくれたりしてるので彼女の報告書を読んでほしいけれど、みんなで日程抑えたり、お金の計算したり、キャパ考えたり、当日の流れのアイディアを出したり、ゲスト声がけしたり、なんだか本当に高校生に戻って文化祭の準備をしているみたいだ。高校行ってないから知らんけどね!
普段使わない脳みそを使ってる感じがしてとても楽しいよ。
俺の作品作りも順調に進行中だ。
詳しいことは決まり次第、皆さんにも共有していくので、続報をカミングスーンだよ!
この夏成し遂げたこと
正式なリリース前で、文化祭についてはちょっとまだ話せることが少ないのでこのまま中間報告を終わってもいいのだけれど、せっかくなので冒頭でもお話しした、他の100のリストについても、成し遂げたことをいくつか自慢しておこう。
・Webサイトを立ち上げて編集長になる
これは頑張った。webライターとして活動中の俺だが、わがままで怒りっぽくて天才的な俺の文学を理解しない一部のクライアントにはほとほとうんざりしており、だったら自分の好き勝手書けるサイトを作ってしまえばいい、とずっと思っていた。
好きに書くならブログとかnoteでもいいわけだけど、いやしかしそうではなくて、ここはプロとしてお金が発生するような仕組みも作ってみたいじゃない、あくまでも「運営」ということで頑張ってみました。
酒とサカナのワンダーランドをテーマに、グルメサイト「fish story」(https://fishstory.jp/?p=2127)を友達と共同編集長として立ち上げました。アドセンスの審査に苦戦したり、そもそも機械音痴の俺にはなかなか大変だったけど、なんとか形になりつつある。というわけで、読んでね。もうちょっと大きくなったらここでライターさんとかも募集したいところ。
・だし巻き卵を作れるようになる
・魚の三枚おろしをできるようになる
この目標たちは頑張ってマスターしたぞ。俺の美しい白魚のような指に何枚絆創膏を巻いたことか。いつでもお嫁に行ける。
・葉巻を吸う
一度挑戦したかったんですが、これはまだ早かった気がします。ロバートハリスくらいセクシーな大人の男になってから再挑戦します。大丈夫。人生はまだまだ長いのだから。
と、いうわけで。
文化祭のなんやかやで、普段は使わない脳みそは使うし、いろんな人と話す機会が増えたし、それだけでもお祭りなんだが、100のリストのおかげで何かとハリのある夏になった気がする。もう夏も終わりだ。そりゃそうだよね、だから中間報告の季節な訳で、つまり4期ももう折り返し残り半分なんだ。
新しいことに挑戦していると時間の流れがあっという間で、でもなんだかそれは「二日酔いで寝てたら1日が終わってた」みたいなあっという間とは違くて、いろんな経験が己の中の血と肉になるというか、豊かな「あっという間」だ。二日酔いで寝てるのも、まあ嫌いじゃないけどさ。
目標を決めてそこに向かって走っていく、その過程で多くのものを得る、俺が人生においてずっと「暑苦しい」と馬鹿にしていたそういう生き方も、存外悪くないものだ。それに気がつけただけでも、この夏は結構いい夏だった。次はサーフィンに挑戦してみようかなと思っているが、これは腹筋バキバキの色黒やんちゃ系サーファーのにいちゃん達とお近づきなりたいという下心からなので、得るものはあまりないかもしれない。