勝手に百貨店を再生する方法を考えてみた。


ども。トプセラのヨツモト です。

元旦にそごう西武の広告ネタをnoteに書いてから考えてたんですが↓

百貨店をひっくり返すにはまず現状の取引メーカーとの商売のやり方を変えないとダメですね。
よく槍玉にあげられる消化仕入れ(売れた時点で仕入れが発生する謎ルール)をやめて買取仕入れにしないと!って話がでますが買取仕入れにしても変わらないですね。

現状の百貨店の買取仕入れですが大半が「返品条件付き買取仕入れ」で文字通り返品出来るんです。
なので売れ残った商品はメーカーに返品出来ちゃうこれまた謎ルール。
これ意味無いやん!と思われますがメーカー側にも多少のメリットがある。

「ダメだったら返品してもらっていいんで」という前振りで納品しやすい(買ってもらいやすい)。
この商習慣で何が起こるかと言うとメーカーの営業などは「今月の売上しんどいから納品させて!」と返品ありきで商品突っ込めて無理くり売上立てれちゃうのです。

これが原因で百貨店もメーカーも本当の在庫が見えなくなっちゃうんです。百貨店メーカーのMDの弱さの原因の一つはここにもあります。
返品されるかも知れない売上の為に在庫作ってるんですよ。こわいこわい。

一方槍玉に上がっている消化仕入れは納品は出来るけど売れなきゃ売上金にならないので、過剰に突っ込めば不良在庫というか寝かしてる在庫になります。

なのでメーカーも売り場に通い売る工夫をしますし(本来は当たり前のあるべき姿)在庫投入量や品番もシビアになる。つまりMDが鍛えられる。
僕的には百貨店自体は売る事はもー諦めてメーカーさんにお願いし、「集客」や「顧客に対しの安心感やロイヤリティを高めるサービス」に注力すべきだと思う。

そういった意味では大丸が進める賃貸業(売上歩率)は方向性としてはあってるのだけども残念なのはただの場所貸しになってるところ。場所貸して放ったらかしじゃ無くて、ちゃんと集客と非日常的なサービスに取り組んでもらえればなーと思う訳です。

GINZA SIXも心斎橋大丸も結局はただテナントメーカーが並んでる内装が高級嗜好なだけの商業施設にしかなってない。

今後百貨店は物販業ではなく非日常を演出できるサービスコンテンツ業で優良顧客を集客出来るプラットフォーマーとしてしか生き残れ無いと思ってるし、むしろある意味それが百貨店の原点回帰だとも思っているんですが皆さんどぉ思いますか?

https://twitter.com/Playtopseller/status/1212759181855318016

ってTweetしたら、こんな意見を頂けました。

そうだったんですよ、ほんと。
「ハコ」というコンテンツに振り切って欲しいですよね。
ただの場所貸しではなく「出稿したくなるメディア」のようなハコになって欲しいですね。
継続的に読んでくれる良質な読者がいて常に新しい切り口の編集や特集をしてくれる雑誌のようなメディアになれば掲載料払ってでも広告載せたい=出店したくなるはずなんで。

いつも見て頂きありがとうございます!
おっしゃる通りですね。
サービスだけでなくハコもモノも。
ですが、正直今の百貨店内部の人員ではそこまでの企画力があるとは思えないので、まずは百貨店の強みであるサービスからかなと。
でも「お客様にとってワクワクすることは何か?」を突き詰めていくのが大事だと思っています!

月100万で借り放題ってかなり面白いですね!
いや、これやればいいのにって思います。

OIOIさんは賃貸業もそうですが、今や金融業ですからね。笑

と、こんな感じで頂いたお返事の一部を載せておきます。

いや、ほんとに百貨店なんとかしたいなー。

「勝手に百貨店を面白くする事を考えるプロジェクト」でもやろうかな。笑





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?