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LDB Fest というハードコア・パンクの豊作イベント

今年USハードコアのこんなに集中して聴くとは思ってなかった。

最近ハードコア・パンクの曲聞いてないな…
梅雨や暑さをぶっ飛ばすシャウトとディストーションギターを聴きたいなと思いながらYouTubeをサーフィンしていました。

バンド名を知らないけど求めていたサウンド以上のバンドのライブに出くわしました。なんかこう熱量がすごくて。(語彙力…)

調べてみると、どれもLDB Festというイベントで行ってたライブの動画でした。

そのラインナップを片っ端から聴いてみるとどれもPassionate全開、ストイックなスタイルで(ハードコアは基本ストイックですが…)とても好みなライブばかりでした。

そしてLDB Festの日本語記事がなかったのでここでは軽くまとめてみたいなと。

あまり解説するは野暮だと思うのでイベントについてと気に入ったバンドの動画をここで共有します。

イベントのタイトルはLDB FestでLDBってフライヤー見る限りだとLife and death brigadeの略で直訳すると「生と死の旅団(軍団?)フェスティバル」わかるようでわからないけどハードコアな匂いは伝わってくる気がしますね。調べてみると実力のあるUSハードコアのバンドが集まる大きなイベントのようです。

場所はケンタッキー州にある都市のルイビルってところで行われているようで、悲しいですが昨年「ブリオナ・テイラーへの銃撃事件」でニュースになっていた都市ですね。このイベントのアカウントもこの事件に対してのデモ運動などにも敏感に反応して連帯の意思を示していました。

ハードコアパンクがもつアナキズム、反権力、反差別などの社会的な主張としての意識も強いのでしょうか?

ここからは気になったバンドを紹介していきます。

One Step Closer
Linkin Parkを思い出しちゃうバンド名ですが、LDB Fest2020に出ているバンドの中で一番ハマったバンドでした。ギターのアルペジオのイントロからのハードコア・パンク標準のBPMでメロディックな曲が続くのは爽快。バンドメンバーは手の甲にはSTRAIGHT EDGEの印が描いていてサウンドも思想もイアン・マッケイからの流れを感じます。

Magnitude
黙ってハードコアのパワー感じたいなら聴くべきバンド。ステージ前の盛り上がりほんとに楽しそう。

Fiddlehead
ハードコアをベースとしながらDinosaur Jr.的なポップさを感じるバンドで、どの曲もいいのですがUSMA(6:17)は観客とSing a longする感じのキャッチーな曲がよかった。

Knocked Loose
メタル寄りなドラムとギターに特徴的なシャウトのボーカルとベーシストとの掛け合いが印象的で聞き応えあるバンド。2019年と2020年に来日していたようですね。観たかった。

Buggin
ベースがゴリゴリなイントロからはじまる1曲目は最高でした。メインのショーも観客と距離は近い感じがしますが、アフターショーの距離感はもっと近いし観客の表情がよく見えて楽しそうなのが伝わってくる。

にしても曲間のMCはみんなゼェゼェいってて1曲あたりの消費カロリー高めなのがうかがえます。

ネットを通して遠くのケンタッキー州のイベントもここまで色々と知ることができるのは嬉しいですが、こういうイベントはライブを久しぶりに観に行きたいなと思いました。機会があればぜひライブに行きたい。