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2020年2月のアメリカ・イタリア・フランス出張旅行記 その4

NY4日目。この日は、前の日に下見をした病院の先生へのインタビュー撮影が決まってたので、何がなんでも撮影をしないといけない日だった。

相変わらずディレクターの体調は万全ではないけど、それでも一番最初にNYに到着した時に比べればいくらかはマシになっていたので、なんとか仕事はできそう。
まだ始まったばかりの旅だけど、初っ端から不安な状態。

今一度、今回の全体のスケジュールを貼っておこう。

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各日に書いてある地名は、その日に泊まる地名。なので、この日、2/4はNYでの取材が終わったら、BOSTONにそのまま車で行く予定。

Hello, your colleagues are waiting at front

この日の朝は、聞き慣れない電話の音で目が覚めた。というか、起こされた。

鳴ってたのは部屋の電話で、受話器をとると「Hello, your colleagues are waiting at front」というようなことを言われた。つまりは、同僚の方々がロビーでお待ちですよ、と。
「ん??」と思って、スマホを見てすべてを理解した。スマホのロック画面の時刻は11:05を過ぎてた。ロビー集合時間は11:00。というか、チェックアウトも11:00。

寝坊。しかも、完璧な寝坊。

久しぶりにこんな寝坊をかました。時差ぼけがまだ治ってないっていうのは、単なる言い訳で、他のみんなはちゃんと集合をしているので、なんの言い訳もできず。とりあえず、即行で全員にLINEで謝罪を入れながら、10分で全ての用意を済ませてロビーに降りた。

もともと取材は13時からで、現場までも車で10分くらいだったから、早めに行って、建物の周りの風景を撮ろうっていうことにしてたので、この寝坊は取材には大きな影響はなかったから良かったものの、それでも、本格的な仕事初日にやってしまうとは、本当に申し訳なかった。

みんなは、仕方がないですよ、って言ってくれて済ませてくれたから、良かったけど。しばらく肩身が狭かった。

ちなみに、こういう街中の風景とかインタビューイーの仕事風景などのシーンをBロールと言うっていうことを、今回のプロジェクトに参加して初めて知った。

海外での初インタビュー取材

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この写真に写ってるのが、今回取材した病院の一部。すごい大きな病院で、ちょっとたじろいでしまった。

取材は、もちろん英語で全編行われる。さらに、インタビューに答える人ももちろん英語ネイティブ。僕がインタビューアーとなるわけではないから、そこまで緊張する必要はないけど、それでも、やはりちゃんとインタビューの内容は理解しないといけない。

でも、帰国子女でもなければ、海外に住んでたわけでもない純日本人の自分が、やっぱり全ての内容を理解するのは難しく、言語の壁の高さを見せつけられた。

特に、インタビュー中は、インタビューイーもある程度しっかり話そうとしてくれるけど、それ以外の場面だと、もっとナチュラルな英語になるから、リスニングが難しいこと難しいこと。さらに、NYだからなおさらかもしれないけど、色んな人種の人がいて、それぞれの訛りもあるから、それを聞き取るのは本当に難しかった。
この旅を通して、さらに英語力の必要性を感じた。

インタビューは、相手の予定もあるので、大体1時間くらいで終了。その後、病院の中で働いている様子も撮らせてもらって、大体3時過ぎくらいには終了。

さすがに仕事中の写真はここには載せられないので、仕事がある日は写真少なめになる。

Heading to Boston

NYを4時くらいに出て、ここから車でボストンへ向かうことに。
バンの中には、6人。なぜか不思議とNYに着いた時から、車の中の座る位置は大体決まっていて、もうそれが定位置のようになっていた。

基本的にアメリカ人のALさんが運転。助手席にディレクター。
で、後ろに3列あるシートに前から、Tさん、僕、クルーの二人のKさんとANさんという布陣。

NYからBostonまで、車で大体4時間くらい。
最初は、アメリカの広大な土地を通る高速道路を見ながら、みんなテンション高めに話してたけど、そんなテンションが4時間も続くことはもちろんなく、途中から、それぞれスマホを見たり、寝たり。

僕も朝寝坊をした身分でいながら、それでもやっぱり眠くて、途中で寝たり、スマホを見たり、4時間の車中を過ごした。

途中、給油とトイレ休憩でガソリンスタンドに立ち寄る。

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ガソリンスタンド自体は、特に日本と変わらない雰囲気だけど、防犯の観点から料金の払い方が日本より面倒臭いみたいだった。

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今この文章を書いてる時点から振り返ると、映像でいうBロールじゃないけど、もっと何気ない風景を撮っておけば良かった、と後悔している。
そういう何気ない風景が、後から見返した時に、色んな思い出を呼び起こしてくれる気がする。

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クラブホテルYotel

無事長時間のドライブを経て、Bostonに到着。

Bostonは、NYからさらに北上すること300キロくらいなので、さすがに寒い。しかも着いたのは、もう夜9時くらい。

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Bostonは、NYの街よりちょっと洗練された街並みという印象。とはいえでも、このBostonで泊まるのも1泊だけ。明日の夜はGarner。

この日のホテルは、Yotelというところ。新しめのホテルでチェックインも全部専用端末からやるような感じ。

そして部屋に入ったらビックリ。

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noteには動画が貼れないから、アニgifにしちゃって、あまり綺麗に見えなくて残念だけど、照明の色が紫!
しかも、コントローラーで照明の色を自由に変えれたり、さらにはキラキラ変えられるようなことまでできたり。さながら、安っぽいクラブ。

これには、長旅でちょっと疲れてたみんなもテンション上がって、ちょっとこの照明を使ってクラブごっこをしたりして少し楽しんだ。

クラムチャウダーを飲むのにも一苦労

とはいえ、到着したのが夜9時くらい。さらに、そこから荷物を入れて、明日の打ち合わせもして、としてたら夜10時くらい。

でも、ボストンに着いたからには、何かボストンらしいものを食べたい、ということで、もともとハーフのANさんが従姉妹と待ち合わせをしているバーでクラムチャウダーを食べようということになって、みんなで行くことに。
とはいえ、ディレクターはやっぱりまだ万全じゃないので、先に寝るとことに。

バーに着くと、ANさんの従姉妹がいたが、どうやら従姉妹がまだ未成年ということで、その従姉妹はこのバーではお酒を飲まないとしても飲食ができないということがわかり、ANさんと従姉妹は別のお店へ。
残った4人でクラムチャウダーを飲もうとしたら、Tさんが年齢を証明するためのパスポートをホテルに置いてきたことが判明。
僕とKさんはパスポートを持ってたので、それを見せて先に着席。TさんはALさんと車でホテルに戻って、パスポートを取りに帰ることに。
クラムチャウダーを飲むだけでも一苦労。

無事、Tさんがパスポートを取ってきて、みんなでクラムチャウダーを飲めるようになった頃にはすでに11時くらいになっていたような。

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「どうせ来たんだから」精神が出てしまい、もちろんクラムチャウダー一杯で済むわけもなく、他にも色々と注文。

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Bostonのもう一つの名物Lobster Roll。

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奥がTunaのSashimi(刺身)、手前がタコス。

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というわけで、深夜のバーで、ほぼ誰も食べてないのに、ウチらのテーブルだけパーティー状態。
アメリカ人のALさんも一緒にいたんだけど、彼はすぐに色んな人と話をする。この時も、すぐにウェイターに彼の訛りの話を始めて、打ち解けていた。このコミュニケーション能力の高さはさすが。多種多様な人種・国籍の人が済む国だからこその文化なのかも。

味はというと、全部美味しかった。クラムチャウダーは、濃厚で少し塩気が強かったけど、それも長旅に疲れた体にはちょうど良かった。
Sashimiは、日本人からしたらタタキの状態だったけど。

食べていたら、もう夜12時くらいになっていたので、ホテルに帰って就寝。明日の朝は、寝坊しないことを祈りながら。

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