![サムネ3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026472/rectangle_large_type_2_70d1f697f1656b02bfdaac8219f454c7.png?width=1200)
秒速でテキストにベースをつける裏ワザ
こんにちはヤマワキです
今回もPhotoshopで作るテロップ講座
アクションだけで実現できる
便利機能の紹介です!
前回の記事はこちら↓
※記載しているショートカットは
Mac版のものになります。
例えばこんな事があります
テロップを作って映像に乗せて見たら
思ってたより文字が読みにくい…
するとディレクターから一言
「これにザブつけられる?」
ザブ=座布団とはいわゆる
テロップの下に敷くベースの事です。
海外だとローワーサード(Lower Third)
とも呼ばれています。
既存のテキストに合わせて
ベースを作ろうとすると、
まず適当にシェイプを作って、
テキストと位置を合わせて、…と
大変ではないですが 地味に面倒です。
かといって自動化しようとすると、
「どうやったら一発でテキストレイヤーに
合うサイズのシェイプを作れるんだ…?」
と悩むかと思います。
今回は自分なりの解決法をご紹介します。
やり方
⓪まず普通に文字を入力します。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026806/picture_pc_d6c7f6d4173282f13e6b6aca3ccdac2c.png?width=1200)
テキストレイヤーをアクティブにした状態で
以下の手順をアクションに記録します。
(記録開始)
↓
①レイヤーを複製(⌘+J)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026812/picture_pc_5790b91339a1a848a77b92a016857a70.png?width=1200)
②スマートオブジェクトに変換
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026816/picture_pc_a56404452c2a761a1abfcf082d13e1bd.png?width=1200)
③コンテンツを編集
(スマートオブジェクトをダブルクリック)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026824/picture_pc_80f1257381af8dbf316b737085816845.png?width=1200)
④新規レイヤーを作成(⌘+⌥+N)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026834/picture_pc_423df9723d976f275961335f132f9b1c.png?width=1200)
⑤新規レイヤーを塗りつぶし(⌥+⌫)
※ここで塗りつぶす色は何でも構いません
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026843/picture_pc_2fc4b50aa2836b2607d77068a7e86984.png?width=1200)
⑥保存して閉じる
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026853/picture_pc_be41d77c0151ab48748ee6bb43439e02.png?width=1200)
この時点で最初のドキュメント上に、
テキストレイヤーにフィットした長方形が
できていると思います。
しかしこのままの状態だと
後からの修正がしにくいので、
もう一手間 加えます。
⑦スマートオブジェクトがアクティブな状態で
「選択範囲」→「選択範囲を読み込む」
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026862/picture_pc_c6687279938051d292986ba62b8881d3.png?width=1200)
これでスマートオブジェクトの
選択範囲を作ります。
⑧「パス」パネルの
「三択範囲から作業用パスを作成」をクリック
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026871/picture_pc_8fca6236fedadffb9e5f9f6c261c8689.png)
⑨スマートオブジェクトを消去(⌫)
⑩「レイヤー」→「新規塗りつぶしレイヤー」→「べた塗り」
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026891/picture_pc_fbd97e406cc9b7d57b4ada7f139cc0ea.png?width=1200)
これで長方形をシェイプに置き換えます。
ここで選んだ色がデフォルトの
ベースカラーになりますが、
もちろん作成後に色を変えることもできます。
⑪シェイプをテキストの背面に移動(⌘+[)
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026895/picture_pc_9a406d585374327497ee042b4381fe2c.png?width=1200)
⑫シェイプを自由変形(⌘+T)
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026905/picture_pc_b219ae33fd48b3f34cc272833a8fa9d8.png?width=1200)
シェイプを拡大して文字との余白を調整します。
必ず%で調整してください。
ここでは W:105% H:110% にしています
⑬シェイプとテキストをまとめて選択(⇧+⌥+])
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026911/picture_pc_6412d27507cd69ed4e1c64f56403dc10.png?width=1200)
⑭レイヤーをリンク
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18026914/picture_pc_30ad9e735821e16431f690c155eebc17.png?width=1200)
これでテキストとシェイプが
セットで動くようになります
↓
(記録停止)
応用
シェイプに対して
レイヤースタイルを適用することで、
さらに凝ったベースを作ることもできます。
レイヤースタイルの適用も
アクションとして登録しておけば
テキストからワンクリックでここまで作れます!
こちらはスクリプトを使わず
— RY (@Darkness_Editor) October 4, 2024
アクションのみで完結しているので
一度作ってしまえば手軽に
お好きなカスタマイズが可能です#Adode #Photoshop pic.twitter.com/lHVx3JXdJ9
注意
レイヤーがリンクされた状態で
シェイプを変形してしまうと、
テキストまで変形してしまいます。
防止策としてはレイヤーをリンクする代わりに
グループ化してしまってもいいかもしれません。
またこのアクションで作成するシェイプは
テキストレイヤーに対しての
相対的なサイズでしか調整できないため、
文字数や級数によって縦と横の
余白のバランスがずれて見える
可能性があります。
その時は作成後に手動で修正してください。
最後に
ちなみにこの処理を
更に素早く簡単に行えるスクリプトを
公開しています。
このスクリプトではシェイプ作成時に
余白やカラーを任意で設定することが可能です。
他にも役立つスクリプトが同梱されているので、
興味ある方は以下の記事からどうぞ!
皆さんの仕事がより楽になる事を願っています。
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![Ryohei Yamawaki](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122312360/profile_71d93259e9111e88666477b2d66174e9.png?width=600&crop=1:1,smart)