【アイテム解説】M-65 FIELD JACKETとは?
M-65 FIELD JACKET
数あるミリタリージャケットの中でも、
『ミリタリージャケットと言えば...』と聞かれるとこのジャケットをイメージする方も多いほどよく知られた名作ジャケット。
原型となる朝鮮戦争で使用されたM-51に改良を加え、1965年の米軍での正式採用から2008年まで40年以上現用戦闘服であったことから野戦用のフィールドジャケットの完成形と呼ばれています。
ちなみに、M-65シリーズはフィールドジャケット・パーカ・トラウザーの3ピースの仕様です。なので、M-65と一口に言っても3種類あります。
基本スペック
年代別の判別
M-65フィールドジャケットは1965〜86年までの21年間で大きく3つのモデルに分かれ、年代によって仕様の変遷があります。
①1stモデル(1965〜66年頃)
最大の特徴は、M-51時代にはあったエポレットと呼ばれる肩章がない点です。
他にはアルミ製のジッパーがこの頃採用されています。アルミは丈夫ではないですが、そのミリタリーウェアらしい無骨な雰囲気からマニアの中で人気が高い意匠です。
生産が約2年とされるので最も流通数の少ない希少なモデルとされています。
②2ndモデル(1966〜71年頃)
1stモデルでは省略されていたエポレットが復活します。
1976年公開のロバート・デ・ニーロ主演の"タクシードライバー"で主人公トラヴィスが着用したことでも知られ、M-65フィールドジャケットの中でも最も人気のあるモデルではないでしょうか?
③3rdモデル(1972〜80年代半ば頃)
見た目は2ndモデルと変わりませんが、ジッパーの仕様が1stから続いていたアルミ製からブラス製(真鍮)に変更になります。
※3rdモデル以降、4thモデルとしてジッパーがプラスチック製の物がありますが、個体数が少ないので割愛しております。
ウッドランドカモやデザートカモ、タイガーカモなどの様々な迷彩モデルも存在します。
おすすめの着こなし
①M-65カーゴとのセットアップ
M-65 カーゴパンツとのセットアップスタイル。フーディやNEW BALANCEなどの都会的なスニーカーと組み合わせることでミリタリーコスプレ感をうまく中和できます。
②王道のアメカジコーデ
チノパンにワークブーツというこれぞアメカジという王道コーディネート。オリーブカラーとベージュは色の相性もよく、お互いを強調してくれます。
コッテリとした合わせもベレー帽やマフラーなどをプラスすることでマイルドな印象になりますね。
③パンキッシュなストリートスタイル
細身のダメージの入ったブラックデニムにNIKEという街に溶け込むストリートスタイル。長年愛されるクラシックなアイテムに、最新のトレンディなスニーカーを合わせているところがお洒落ですね。