「世界で出逢って、Tシャツにサインをしてくれたあの人達は、今もちゃんと生きているんだよな。」
講演会後、いつものようにサインTシャツを自分の部屋の元の位置に戻しながら、ぼんやりとそんなことを考えた。
今日の講演会は、とにかく優しかった。
会場のみなさんの優しさが嬉しくて、そしてどこかで申し訳無さもある。
「何もできない自分が、偉そうに人様の前で語るなんて・・・。」
幸せ過ぎると怖くなってしまう症候群の僕。
40年も生きてるんだから、いい加減にわかってもいいものだけど、いつものこの感情がやってくる。
でも、しばらくするとその発作のような感情は消え、感謝で満たされ、次は誰かのために頑張りたいと思える。
僕がチベットのラマ僧から感じたもの。
それは、「人は生涯のある時期は、自分のためだけに生きて良い」ということ。
自分のためだけに生きたあと、どうなるのかが、満たされた者にはわかるようだ。
自分も社会と世界を必要とし、社会も世界も私を必要としているように感じられるようになりました。
それは、「認められる」ということです。
認めらたと実感できるのは、自分自身が自覚する得意なことを社会が評価してくれることです。
「社会的承認欲求と自己肯定感」
それが、今の活動を支えています。
「自分の好きで得意な分野が、社会の役に立つことを実感できるようになること」
自転車冒険家小口良平の第二のペダル。
「自分の夢の次は、誰かの夢と並走すること」
今日の講演会をご用意してくださった事務局の方、サポートしてくれた方、わざわざ来てくれた方、そして今日出会った方に大感謝です。
こんな自分でごめんなさい。
でも、みなさんのおかげでほんの少し、また自分を好きになることができました。
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