言葉や認識よりももっと前にある物

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梅干しを見ると、反射的にヨダレを出ることを忘れて無かった僕は、日本語を忘れるよりも、日本人として1番大切なものを忘れてなかったのかもしれない。
諏訪湖の凍りを見ると、反射的に御神渡りのできる音を思い出し、ゾワっとする僕は、諏訪人として大切なものを忘れてないのかもしれない。
明けの海であっても、神はそこにいる。
その冷たさこそ、畏敬の存在。
言葉や認識よりももっと前にある物を、大事にしたい。
直脳。
生まれる前から頭に降りてくるメッセージ。
僕は息子にどれだけ生まれ故郷の言葉や認識よりももっと前にある物を伝えていけるだろうか。
カッコーの巣の中で。

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