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乾燥肌のメカニズム

乾燥肌の原因として間違ったお手入、
外気の乾燥、空調、新陳代謝の遅れ、紫外線、老化などがあげられます。

冬場や夏の冷房の効いた部屋は水分を肌から奪い、乾燥しがちです。

これは真皮層にあるヒアルロン酸が加齢によって減少したり、紫外線によって壊された結果です。

ヒアルロン酸は1gで約6リットルの保湿力があるいわれていますが、表皮で水分蒸発を防止(保湿)をしていないと、真皮層の水分もどんどん蒸発して乾燥肌になってしまいます。

皮膚の潤いは
タンパク質から作られる「皮脂」。
角質細胞内の「天然保湿因子」。
細胞どうしの間をつなぐ「細胞間脂質」で保たれていますから、良質のタンパク質を十分に摂りましょう。

また、
ビタミンAの不足も乾燥肌には大敵です。
しっかり補ってください。

ビタミンCは肌の張りを保つコラーゲンの生成を助ける働きがあるので、水分を失った肌にはより効果があります。

日々のお手入れとして、
季節や部屋の状態にあわせた水分・油分のバランス調節に気を使いましょう。
特に『水分補給』が重要です。

化粧水をしっかり使い、その水分を逃がさないためにクリームなどで油分を補給するようにしましょう。

NMF(ナチュラルモイスチュアライジングファクター)やセラミド配合のものが効果的です。

*肌が乾燥しやすい人はしわも多くなる傾向にあり、それを予防するためにはビタミンCを多めに摂取することが有効です。

キーワード
*NMF
ナチュラルモイスチュアライジングファクター(自然保湿因子)。表皮(角質層)に存在する天然の保湿因子。水分の維持や外部刺激からの保護の役割を持ち、その成分はアミノ酸類やピロリドンカルモン酸、乳酸塩などの物質からなる。

NMFが配合されているクリームや乳液を使うことで素肌の質感をなめらかに整えることができる。その他に角質層を滑らかにするセラミドも効果的です。

*有効な成分*

<ビタミン>
ビタミンA:皮膚の乾燥や肌荒れの防止効果あり。Bカロテンなら過剰症の心配もありません。

ビタミンB群:代謝効果抜群ですが、摂りだめができません。こまめに摂取を。

・ビタミンC:抗酸化作用もあり、細胞の老化を防ぎます。免疫力も高めます。

・ビタミンE:血行を良くし、必要な栄養素を身体の隅々まで行き渡らせてくれます。

<ミネラル>
亜鉛/セレン/ヨウ素/リン

<その他の成分>
コラーゲン/ヒアルロン酸/プラセンタ/ムコ多糖体など

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