目のクマのメカニズム
目のまわりの皮膚は非常に薄く、皮脂腺、汗腺が少ないため乾燥しがちです。その上、眼球保護のためにまばたきを繰り返しているので、皮膚組織がとても酷使されています。
眼球を支える下まぶた側の毛細血管は、
常に眼球による圧迫を受けているため
血行がとどこおりがちになり、
これがクマの主な原因となります。
その他に、睡眠不足や不規則な食生活等、
生活習慣の乱れによる体調の変化やホルモンのアンバランス、紫外線によるダメージ、アイメイクのクレンジング不足などもクマの原因となります。
もし、クマの原因が食事や生活の不規則からくるものなら、その改善が先決です。
▶︎マルチビタミンで不足栄養素を満遍なく摂取してください。
代謝アップをはかるためのビタミンB群や美肌ビタミンといわれるビタミンC、そして血行を促進するビタミンEなどを強化すると効果的です。
実はクマには3種類もタイプがあるんです‼︎
①青クマ
血行不良によるもの。
毛細血管の通りが悪く、静脈血が留まっている時間が長い。
②茶クマ
メラニン色素やコラーゲン糖化による色素沈着が原因になります。
③黒クマ
目のくぼみの脂肪増加や眼球を支えている眼輪筋の弱体化によって起こります。
クマのケアは、
目の周りの皮膚の保湿が重要です。
ただし、目の周りの皮膚は薄いため油分の与え過ぎは「ふきでもの」や「たるみ」など、トラブルのもとになる恐れがあります。水分はたっぷりと、油分は「与えた水分を逃がさない程度…」と考えて下さい。
血行を促すマッサージは、
部位的に皮膚が薄いため、強い刺激はトラブルのもとになります。指先を使ったやさしいタッチの指圧などの方がよいでしょう。
目の周りは、他の部分に比べてメイクをしっかりしている場合が多いのですが、そのメイクはきちんと落としましょう。
クレンジング不足状態では、保湿のケアをしてもその水分は正しく皮膚に働きかけません(これはすべてのお手入れの基本です)。
ただし、繰り返しますが目の周りの皮膚は摩擦による刺激にとても弱いところです。
指先やコットンでこすることはなるべく避け、目元専用(アイケア製品)のメイク落としなどを使用することをおすすめします。
キーワード
*アイケア製品
アイクリーム、アイマスクなど、
多くの化粧品メーカーが、目元専用の製品を販売しています。目の周りの皮膚は、もともと他の部分とは構造が異なり皮脂や水分が少ないため、普通のクリームや乳液では皮膚になじみにくく、負担にさえなる場合もあります。
最も小じわの現れやすい部分でもありますから、肌質に合ったアイケア専用の製品を選ぶようにしましょう。
*有効な成分*
<ビタミン>
・ビタミンB群:B,不足は疲労感を招きます。Bはヘモグロビンの合成・老化予防にも。
B12は赤血球の形成・再生に関与。
満遍なく摂り、相乗効果を狙うと良い。
・ビタミンC:抗酸化作用・抗ストレス作用もあるビタミン。美肌効果抜群です。
・ビタミンE:くすみ同様、血行促進に効果的。酵素の利用効率も高めます。
<ミネラル>
亜鉛/セレン/マグネシウム/リン
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