一人になりたいけど独りならないコミュニティーは大事ってお話し
初めまして。
東京は青山のとあるシェアサロンにてフリーランス美容師をやっております加藤亮平と申します。
今回は美容師における『一人と独り』について考えてみました。
ちなみに僕が一人で青山という場所でありながら3万円で独立することができたのもシェアサロンというものの存在のおかげです。
今回は僕自身がシェアサロンでフリーランスという働き方をしながらリアルに感じていることについてお話ししていきたいと思います。
一人と独り
一人の時間は欲しいけど独りぼっちにはなりたくないなんてよく言ったりしますよね?
フリーランスとして活動する方の中には最初から最後まで全て一人で完結させたい、美容師でいうとシャンプーから仕上げまで一人で責任をもって担当したい。
そんな理由でフリーランス美容師になった方も多いのではないかと思います。
ただこれはあくまで美容師として一人でお客様を担当したいとうことであって、決して独りぼっちで孤独な環境の中に身を置き美容師をやりたいというとは違う気がします。
確かに数年前のフリーランス美容師さんのイメージ(僕の勝手な)だと、美容室の一角を借り独りで施術をして、特に他の美容師さんと交わることもなく独り淡々と仕事をこなしてささっと帰る。
なんならお互いが敵対してあまりいい環境ではなかったんではないかなと思ってます。
(そんな話もちらほら聞いたことが、、、)
間違っていたらごめんなさい。
結局全てを自己完結してしまうと、独りって寂しいしちょっとつまらないと思うんですよね。
美容師さんならわかってくれるかと思うのですが、例えば自分が担当したお客様のスタイルやカラーがめちゃくちゃうまくいった時とかって、他の美容師さんに褒めてもらいたいって気持ちになりませんか?笑
「今のスタイルどうでした⁈」
とか、
「カラーめちゃくちゃ綺麗じゃなかったですか⁈」
とか。
僕は結構自ら言っちゃう方です。笑
逆も当然で、違う美容師さんのスタイルがステキだと色々聞いてみてくなると思うんです。
「あのカラー、薬何使ったんですか?」
とか
「あのカット、どう引き出して切ったんですか?」
とか。
美容師においてはこういうやりとりも含め、「どうせだったら楽しい環境に身を置いて働きたい」と思うことって当然だと思うんです。
一人の空間と独りにならないコミュニティー
お客様対応という点においてはマンツーマンで施術することができるということがフリーランス美容師の最大の魅力だと思います。
自分の技術を惜しみなくお客様に提供することで全ての責任を負うということは様々な面において自分の成長につなげることができるはずです。
とはいえ僕も正社員として美容師をしていたため、お店というコミュニティーの中でチームとして動く楽しさも当然わかります。
自分の成長はもちろん、アシスタントの成長やチームとしての成長、そしてお店自体が成長していくというのはとても魅力のあることですよね。
今フリーランスとして美容師をされている方もこれからフリーランスになりたいと考えている方も、チームで成長していく楽しさを知っている方も少なくないと思います。
逆をいうと、それを知っている人はチームの成長が自身の成長につながるということも実は知っているはずです。
一人になったからといって独りにはなりたくない。
いやむしろ独りになってはいけない。
独りは嫌だというのは人間の心理であると同時に、うっかり独りになってしまうことはフリーランス美容師が気をつけないといけないちょっとした落とし穴だと思っています。
空間をシェアしてコミュニティを共有する
僕が普段利用させていただいているシェアサロンという場所はたくさんのフリーランス美容師さんが一つのセット面、空間をシェアししています。
もちろん人数が多ければ多いほどいろんな考えを持った人が集まるので、例えば人間関係に煩わしさを感じてフリーランスになった人にとっては、もしかしたらちょっと面倒に感じてしまう環境かもしれません。
とはいえ一人になって自由を手に入れたものの、独りで自由を振りかざしすぎると自身が成長することができません。
フリーランス美容師は一人でもいいけれど独りだと成長が止まってしまいます。
因みにこの成長というのは技術的な成長ではありません。
技術に関してはセミナーやオンラインサロン、SNSの発信などを使えば独りでも取りに行こうと思えばいくらでも取りに行ける時代になったのでは、と思います。
「独りにならない」ということは美容師ということはもちろん、人間として肝心な部分の成長を止めないために大事なことです。
シェアサロンというコミュニティーに参加することのメリットは、一人で戦うことの楽しさや大変さを知ることができるということです。
たくさんのフリーランス美容師さんとコミュニティーを共有することで楽しさや大変さを知るということは、フリーランス美容師としての成長につながるのではと思っています。
今後増えてくるであろうフリーランス美容師さんの中で、独りを振り回すことなく、コミュニティーを大事にすることができる人。
これができる人は頭一つ抜きん出るのでは、と感じています。
(加藤調べ)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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