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代替えの効くモノではなく効かないヒトに
こんにちは。
フリーランスとして美容師をやっております加藤亮平と申します。
今日はいつも髪を切りに来てくれている高校時代からの友人と話をしていて感じたことについて書いていきたいと思います。
彼もまた僕と同じく東京青山という場所で建築関係の仕事をしていて、住居や店舗まで、幅広くデザインから施工まで一手に引き受ける会社でそのディレクション的なことをやっているそう。(多分そんな感じ笑)
先日髪を切りに来てくれて、終わってそのまま一緒に青山通りを歩きながら渋谷まで向かいました。
その道すがら、なんとなく交わした会話をお届けします。
友人:「この辺もほんま空きテナント増えたよなぁ」
僕:「でも逆に今も空いたテナントに新しいお店できてきてるし、なんならコロナ明けたら建築関係の仕事は一気に忙しくなりそうやね。」
友人:「そうなんよ、店舗もそうだけど住居も見直す人が増えてくるだろうから忙しくなそう。」
友人:「でも多分価値が一気に下がるんよなぁ〜。」
僕:「価値が下がる、どうゆうこと?」
友人:「一気に需要が増えるから俺らの仕事も顧客の取り合いになって多分値下げ競争が始まるんよ。」
友人:「基本的に家やお店って定期的にリピートして何回も買い続けたりリノベーションし続けるもんじゃないだろ?だから大体のお客さんが同じもの買うのであれあば安いところを探すんよね」
僕:「確かに同じものや仕上がりなら、、、そりゃ安い方がいい!」
友人:「だから俺らの仕事もしっかりとブランディングをして値段じゃないところに価値を感じてもらえるよう勝負していかないといけんのよ。」
僕:「あぁ〜、なるほど!」
友人:「その点美容師はすごいよなぁ〜、対面で目に見える技術を提供することができるし、しっかりブランディングできてる美容師さんならその価値を感じてリピートしてもらうことができるだろうし。」
友人:「どうせ毎月髪切りに行くならこの人のところ通いたい!って思う人のところ行くもんな。」
友人:「特にフリーランスの美容師さんなんて値下げ競争とかないでしょ?」
僕:「確かに、フリーランスになって他の美容師さん意識して値下げしようとか考えたことはないなぁ。」
友人「だろ?俺らもだけどこれからはどんな仕事でもどんなものを売るにしても、今まで以上にこの人から買いたいと思ってもらえる価値を提供できる人じゃないと大変になるよね。」
僕:「そうそう、多分僕らは値段を安くすればお客さんは来てくれるかもしれん。でも他の美容室や美容師さんで自分より安いところがあったらそのお客んはきっとそっちに行ってしまう。」
僕:「新規のお客様にきてもらうことも大事だけど、特に僕らフリーランス美容師はそよりそこからどうやてリピートし続けてもらおうかの方を考えるから、そもそも値下げをするって発想はあんまないかも。」
渋谷までに20分くらいの間でしたが、お互い36歳になりちょっとだけ真面目な話ができるようになりました。笑
お互いブレない価値を届けられるような人になろう、と言って別れた彼のカット代ももちろん友達割引とかはしていません。
僕は友人や知り合い、紹介で来てくださった方、なんなら身内に対しても割引とかサービスは一切しないんです。
なので友達だからという関係性があるかもしれないけれど、こうやっていつも通ってきてくれる彼に感謝をしています。
僕はその期待にしっかり応えて価値を提供すること。
誰かにとっての代替えの効かない人になる努力をこれからもし続けていきたいと思います。
ではでは!