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10日間かけて東北を一周してきた話④~青森県編その1~
もうさぼり始めちゃったよ!めちゃ時間あいてしまったけど、青森県編その1を書いていきます。
はじめに
下記「10日間かけて東北を一周してきた話」のシリーズとなります。旅の目的なども書いているので、まずは下記の記事をご覧ください。
今回は青森県編。とはいってもテーマ「東日本大震災の遺構を巡る」のは岩手県でだいたい終了。青森県は自分の興味のある場所をめぐりつつ、テーマは「アニメ・漫画『ふらいんぐうぃっち』の聖地巡礼」としています。が、聖地巡礼の前に訪れた場所が多すぎるので、いったん記事を分割しておこうと思います。
大まかなルート
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青森県立三沢航空科学館
岩手県編でも書きましたが、その日はあまり天候が良くなかったのもあり北山崎付近の宿からまず三沢まで走りました。本当は八戸で一泊挟む予定も組んでいましたが、予算や日程の都合から断念。1日短縮するため、北山崎から、青森県の北の果て、むつ市まで走らないといけません。あまり余裕は無いのですが、三沢には寄ることにしました。被写体の中で飛行機はとても好きだからです。
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三沢といえば三沢基地。この日は平日ということもあって自衛隊の航空機もあわよくば撮りたい・・・と思っていましたが、なんとイタリア空軍との訓練が行われる日だということが判明。全く知りませんでした・・・。イタリア空軍のF-35Aも前日三沢に到着しているらしく、これは大チャンス。航空科学館の見学もそこそこに、科学館の2階で待機していたら・・・来た!
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私のカメラは6100万画素ありますが、レンズは70-200mmが一番望遠で撮れるレンズということもあって、なかなか小さな画像になってしまいました。また、何度かシャッターチャンスがある中で撮れたF-35Aは、全て航空自衛隊のものでした。しかし、イタリア空軍が運用する早期警戒機、G550 CAEWが撮影できたのでホクホク。太陽の位置もあまり良くなく暗めではありますが、初めて見る機体に感動しました!
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六ヶ所原燃PRセンター
三沢を北上していくと六ヶ所村につくわけですが、ここは原子力発電におけるプルサーマル計画、言ってしまえば原子力発電で使う燃料をリサイクルしていく計画をPRする場所です。六ヶ所村にはこの原子燃料をリサイクルする施設、風力発電所の他、火力発電等で使う石油を貯蔵する施設もあり、日本のエネルギー政策を考えていく上でとても興味深い場所なのでぜひ訪れたいと思っていました。
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内部は原子力発電所から燃料を取り出し、どのようにリサイクルしていくかを、実際の様子を再現しながら丁寧にPRしています。正直これほどとは思わなかったので驚きました。特に燃料を原子力発電所のプールから取り出す展示や分解した物質をどのように分けて再精製するか、などの展示は再現度が高くてとても面白かったです。
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一方で、原子力発電の安全性をPRするような資料も展示してありましたが、実際に福島第一原発事故の経緯を勉強した後から見ると、だいぶ複雑な気持ちになったのも事実です。今後の原子力発電ではより強固に、津波にも負けないようにしてもらえたらいいなと思いつつ、原子力発電所の安全性について、実際に施された安全策と、それが機能しなかった例を実際に目で見て勉強することはとても有意義なことだと思いました。
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また、このnoteを書いているときに、使用済み核燃料(まさにこの施設で勉強したサイクルに関連します)の中間貯蔵施設が青森県のむつ市で稼働したというニュースがありました。下の写真は中間貯蔵施設の紹介ブースではなかったと記憶していますが、ニュースの前提となる知識をいれておき、体験していると、世の中のニュースをより深く楽しめることを実感しました。
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恐山
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「霊場」とはどういうところなんだろう、と行くまでずっと楽しみにしていましたが、想像を絶する光景が広がっていました。もちろん寺の施設もあるのですが、それ以外に広がっていたのは荒涼とした大地でした。そこまで広くはないのですが、歩いてみると「霊場」、亡くなった方の霊に会える・・・という名前に相応しい場所だなと実感できます。あまり言葉で良い表現が見つからないので、ぜひ自分で訪れてみるべきだと思います。
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青森県編の前半はここまで!次回はいよいよ「ふらいんぐうぃっち」の聖地巡礼編です!