ふるさとの魅力を再発見!地域資源について考えてみよう!【前編】
こんにちは、ライターの森崎遼平です。
あなたの故郷や地元には、どんな魅力が隠されているでしょうか?
古くから伝わる伝統や文化、美しい自然、美味しい食べ物など、地域にはたくさんの宝が眠っています。これらは、地域資源と呼ばれ地域活性化や地方創生に役立っていると言われています。
今回は、地域に隠された魅力を地域資源という視点から考えてみました。
今回のお話は、少し長くなるので、前編・中編・後編に分けてお届けします。
まずは地域資源についておさらい
まずは「地域資源」とは何を指しているのか、簡単におさらいしましょう!
地域資源とは、簡単に言ってしまうとその地域ならではの『価値ある資源』のことです。
地域資源は大きく分けると3つ
地域資源の具体的な例をあげると…
地域づくりに活用されている地域資源は、伝統的な街並み、歴史や文化、小説、祭り等の行事、地元の産業や産物、温泉といったものまでまで地域資源。
また、地域の普段の生活や地形等の自然条件、気風、おもてなしの心など、多種多様な有形無形のものまで多種多様です。
1.農林水産品
農産物(米、野菜、果物など)、畜産品、海産物、林産物、地域の気候風土を生かした生産物が農林水産品として地域資源に挙げられます。
その土地ならではの特産物として、地元でしか育たない独自の品種やブランドを持つ農産物が思い浮かびますよね。
ふるさと納税などの返礼品をイメージしてみると「ピン」とくる人も多いのではないでしょうか?
たとえば、宮崎県の日向夏や青森県のふじりんごなどがその代表的な例です。
また、昔から受け継がれてきた栽培方法や品種改良によって、質の高い農産物を生み出している地域や産地も貴重な自然資源。
また、これらの農産物を活かした加工品、たとえばジャムやワイン、漬物など、地域ならではの風味が楽しめる商品も貴重な地域資源として今注目を集めています。
福島といえば、特産物として桃やリンゴなどの果物やいわき地方で水揚げされる「常磐もの」と呼ばれる新鮮な海の幸が有名です。
福島に訪れた際にはぜひ。
また、地域の自然素材や伝統技術を用いて作られる工芸品も地域資源のひとつ。
京都の京焼・清水焼、江戸切子などの伝統工芸や、地域の産業を支える主力製品がこれにあたります。
また、これらの製品を生み出す上で歴史と伝統の中で培われてきた技術や技法も産地の技術として地域資源にかかせないものになっています。
福島では、双葉郡浪江町の大堀地区で生産される伝統工芸品『大堀相馬焼』が地域資源として取り上げられています。
2.地域の観光資源
次は地域の観光資源をついておさらい。
地域資源の定義は…
ちょっと難しそうですね…
もっと簡単に言うと..
観光客がその地域を訪れる際に楽しんだり、体験したりする対象のこと。
僕が思いつくだけでも、これだけあります。
観光資源と聞くと、歴史的建造物や自然景観といった、どこか特別な場所やものが思い浮かぶかもしれません。
僕たちにとっては、何気ない日常の風景や場所でも、観光で地域を訪れる人にとっては新鮮で魅力的な観光資源なんです。
ただ、僕たちの身近にありすぎてその価値や魅力に気づいていないだけなのかもしれませんね。
福島の観光資源でいうと真っ先に思いつくのが福島のわらじ祭りや江戸時代に宿場町として栄えた大内宿が有名。
3.歴史文化資源
古代遺跡、城郭、寺社仏閣、伝統的な街並み、伝統工芸品など、歴史と文化が育んだ貴重な遺産などの歴史文化資源として、地域のアイデンティティを象徴する貴重な財産です。
さらに武将、政治家、文化人、地域出身の著名人から、スポーツ選手、芸術家、実業家など、今も活躍する人まで、地域ゆかりの人物も貴重な歴史文化資源です。
福島の歴史分化資源と言えば…
そう新千円札に描かれている「野口英世」が世界的にも有名ですよね。
まさかとは思いますが野口英世大先生を知らない方はこちらから…….どうぞ。
伝説や方言、食文化も地域資源
地域資源は自然や景観、歴史的建造物といった目に見えるものばかりではありません。
伝説や方言、食文化も立派な地域資源の一つです。
たとえば…
・伝説: 地域に伝わる昔話や伝説
・方言: 地域特有の方言や言葉
・食文化: 地域の食文化や食習慣
なとが地域資源として知られています。
各地に伝わる物語や言い伝えは、地域の成り立ちや歴史を映し出す貴重な財産です。
また、観光で地域を訪れた人にとっても、地域の歴史や文化をより深く感じられる魅力的な要素だと思います。
地域ならではの方言は、その土地ならではの風習や習慣、歴史的な出来事などを言葉の中に刻み込んでいますよね。
地域に根ざした伝承や伝説は、その土地ならではの物語。地域の魅力を深める上で欠かすことはできません。
単なる昔話としてではなく、地域資源として捉え、様々な形で活用することで、より多くの人に地域の文化や歴史を知ってもらうことが大切だと思います。
伝説と言えば…
僕の地元の福島では、二本松市安達ヶ原の地区に伝わる「安達ヶ原の鬼婆伝説」がとても有名。
子どもの頃は悪さをすると「安達ヶ原の鬼婆の所へ連れて行くぞ!」が定番でした(笑)
安達ヶ原の鬼婆伝説に興味がある方はこちらから。
これも地域資源なの?
地域資源の中には、農業体験、漁業体験、伝統工芸体験など、地域の人々と触れ合い、地域の文化を体験できるアクティビティもたくさん。
伝統行事、季節のイベントなど、地域の人々の暮らしや文化が色濃く反映されたイベントは、観光客に地域の活気と一体感を味わえるのも地域の魅力を伝える方法の一つだと思います。
しかし、その一方で….
身近過ぎて気づきにくい、地域資源
地域資源はその地域に住む人にとって当たり前過ぎて資源と気づいていないことも多いというのも事実。
この記事を読んで下さっているあなたのふるさとや地元でも…
・観光客が訪れるような魅力的なスポットなんてない。
・名産品や歴史的な建造物などが少ない。
・特に自慢できるものがない。
と感じている方も少なくないと思います。
とてもよくわかります。
僕自身も昔は地元の魅力や良さに気づかず
早く都会へ出たいと常々思っていました。
昔は地元の福島の魅力や良さに気づけずにいましたが、今思えば、子どものころによく遊んだ海や川や公園。
友だちとワクワクしながら出かけた地域のお祭りやイベント。
やけに長いと感じた田んぼ道や学生時代に通ったお店や初めてできた彼女と訪れたカフェ。
昔ながらの景色が広がる伝風景やお店や、怖くて近寄れなかった神社など。
僕らの日常にはこんなにもたくさんの地域資源に溢れています。
ただ、それが身近すぎて見過ごしてしまうことが多く、再発見できる機会はあまり多くありません。
僕やあなたの住むふるさとや地元にも、まだまた知られていない魅力、地域資源が眠っているとおもいます。
眠っているなら…そう、掘り起こしをするしからありませんよね?
地域資源を発掘しよう!
僕も地方創生ライターとして地元の方々にお話を聞く中でこのような声をよく耳にします。
地元の良さに気がついても、それをどう活用すれば良いか発信すれば良いか分からない方に、ぜひ、知ってもらいたいのが…
「取材してもらい、地域の魅力を発信してもらうこと」
地域の魅力は地元のご当地ライターが発信!
地元の魅力は、必ずどこかにあります。
一緒に考えて、あなたの地元をPRする方法を見つけていきましょう。
僕が現在、参加している地方創生メディア
Mediall (メディアール)では、地元の魅力を再発見することをコンセプトに全国各地のご当地ライターが地域の魅力を発信しています。
Mediall で紹介するのは、大企業や誰もが知っているようなお店ばかりではありません。
Mediallが紹介するのは、地元でひっそりと輝く、知る人ぞ知るお店や場所です。
伝統を守りながらも新しいことに挑戦する企業の姿も、Mediallでは積極的に取り上げています。
Mediallのライターは、地元への愛を胸に、読者にその魅力を伝えています。
Mediallで紹介された、地元の企業や飲食店からはこのようなお声をいただいています。
【地域の活性化に関する声】
【観光客の増加に関する声】
紹介されたことで、初めてお店や会社の取り組みを知り、応援したいと感じてくださった方々からの声や、認知度の向上や売り上げ増加につながったとのお声をいただいております。
Mediallへの掲載及び取材に関する費用は一切頂きません。
この機会にぜひご応募いただければ幸いです。
ご応募はこちらの記事内にある応募フォームよりお申し込み頂けます。
次回の中編では、『地域資源の見つけ方』についてお届けします。
最後までお読み下さり有難うございました!