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「特別な個性に気づいた日」わが子と歩む新しい未来への第一歩!


フリーライター葉山ミノリさん

自主企画インタビューシリーズ第8回は、ライターの葉山ミノリさん。ミノリさんは、発達障害の一つ『自閉スペクトラム症』をもつお子さんを育てながら、専業ライターとして活動しています。

そんな彼女は、家族とともに歩む日々の中で、自分らしく働き、発達障害に対する理解を深めながら、同じ悩みを抱えるママたちに勇気と希望を届けることを目指しています。

今回は、ミノリさんがライターになったきっかけや育児における工夫、そしてどのように自身の経験を発信しているのか、その思いをお聞きしました。

ミノリさんのXはこちらから。


地域の魅力を届ける!育児と両立しながら活躍するフリーライター・ミノリさんの想いと挑戦

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森崎:今回はお忙しいところ、インタビューをお受けいただきありがとうございます。まずはミノリさんについてお聞かせ頂けますか?

ミノリさん:はい、現在は埼玉県に住んでおり、夫と小学生の長男、幼稚園に通う次男と共に4人で暮らしています。2023年7月からライターとしての活動を始め、現在は専業ライターとして働いています。さらに、発達障害を持つ長男の育児にも注力しており、家族のペースに合わせた働き方を大切にしています。


森崎:ミノリさんは現在、フリーライターとしてご活躍されていますが、なぜライターの道を選ばれたのでしょうか?きっかけを教えてください

ミノリさん:はい、もちろんです。ライターを始めたきっかけは、長男が小学校、次男が幼稚園に上がる頃に「自宅でできる仕事を探したいな」と思ったことでした。発達障害がある長男の特性に合わせて働くには、時間や場所に縛られない方が良いと思ったんです。

もともとSNSやブログで発信するのが好きだったので、文章を書く仕事ならやれるかなと思い、ライターを始めました。

現在いただいている案件は4〜5社です。最初は「家でできることをとりあえずやってみよう」くらいの気持ちだったのですが、今ではお仕事として成り立つくらいになっています。


森崎:ライターとして執筆されている記事は、どのようなジャンルでしょうか?

ミノリさん:今は地方創生や移住支援をテーマにした記事を書くことが多いです。その土地に住んでいる方の話を聞いて、地域の魅力を掘り下げて伝えています。地域に住む人たちから得た情報を元に、想いや背景を伝える記事を書いています。

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森崎:話は変わりますが、お子さんが『自閉スペクトラム症』と伺いました。そのことについてお聞きしてもよろしいでしょうか?お子さんが自閉スペクトラム症と診断されるまでの経緯を教えていただけますか?

ミノリさん:長男が自閉スペクトラム症と診断されたのは、1歳半健診がきっかけでした。その時、保健師さんから「発達が気になる」と指摘を受けましたが、最初は「そうなの?」とあまり深刻に捉えず、長男の個性だと思っていました。

念のため、発達に関するサークルに通い始めめましたが、その後も特に問題を感じることはなく、普通の幼稚園に入園しました。

しかし、集団生活を始めてみると、集団行動が難しいといった問題が浮かび上がり、「もしかしたら何か違うかも」と感じるようになり、専門機関で検査を受けることを決めました。


森崎:お子さんの自閉スペクトラム症をどのように前向きに受け入れることができたのでしょうか?

ミノリさん:長男の自閉スペクトラム症の診断が下った時、私は「ここからがスタートだ」と感じ、すんなりと受け入れることができました。

ただ夫は少しショックを受けたようでしたが、家族で話し合って前向きに受け入れるようにしました。

森崎:日常の子育ての中で特に大変だったことや、工夫されている部分について教えていただけますか?

ミノリさん:発達障害の子どもを育てるなかで一番大変なのは、予測できない行動にどう対応するかという点です。たとえば、突然予定通りに行動できなくなったり、癇癪(かんしゃく)を起こしたりすることがあります。

そのたびに「この先どうなるんだろう?」という不安を感じ、振り回されているように思えてストレスが溜まることもあります。

そうならないように、事前にしっかり準備を整え、スケジュールを細かく調整したり、あらゆる状況を想定して対応策を練ったりしています。

また、じっとしていなければならない場所(通院や美容院など)では、発達障害を理解してくれる場所を探して、息子がリラックスできる環境を整えるようにしていますね。

周りにはできるだけ発達障害のことを伝え、配慮してもらえるようにしているので、嫌な思いをすることはあまりありません。

特別支援学級に通い始めてからは、先生たちが息子のペースに合わせて指導してくれるので、学校生活を送る中で少しずつ自信を持てるようになっています。

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森崎:ミノリさんは、児童発達支援士の資格を取得されていますが、具体的にはどのようなことをされているのでしょうか?資格を取得した理由などもお聞かせください

ミノリさん:実際に、児童発達支援士という仕事があるわけではありません。児童発達支援士というのは、民間の教育団体が発行する資格です。発達障害に関する正しい知識や関わり方を知るのが目的で、今年の7月に取得しました。

通信教育なので好きな時に講義を見てワークをしながら、好きな時に試験を受けるという、割と自由度の高い資格になります。

また、発達障害の二次障害で周りと比べてできないことが多く、自己肯定感が下がることで不登校や最悪の場合自殺につながる」ということを知り、いかに自己肯定感を下げない接し方が大切かを学びました。

森崎:発達障害をもつ他のお子さんに対する接し方はどうすれば良いでしょうか?

ミノリさん:まずは、その子のことをしっかり理解することが大事だと思います。どの子にも個性があり、その特性を見極めて得意な部分を伸ばすことが重要だと考えています。

自分の子どもと接するのと同じように、苦手なことを無理に克服させるのではなく、「得意なことや好きなことを一緒に見つけていく」というスタンスで関わることが大切だと思います。

森崎:特別支援学級で他の保護者の方々と交流を持つ機会あるのでしょうか?

ミノリさん:そのような機会が身近にあれば参加したいと思っていますが、なかなかそのような場がなく、参加できていません。学校の懇談会などでお会いすることがあれば、少しお話しする程度です。

オンラインコミュニティも存在しているかと思いますが、大勢の中で話すのが苦手なため、自分から積極的に参加することは難しいと感じています。

森崎:将来的には、ご自身の経験を活かして、発達障害で悩む方々を支援できるような取り組みをしていきたいと考えているのでしょうか?

ミノリさん:自分の経験を活かして、発達障害の子どもやそのご家族が安心できる情報を発信できたらいいなと思うことはあります。ただ、今のところは「できたらいいな」という程度で、具体的に行動を起こすまでには至っていません。

「笑顔で前に進む力を届けたい」発達障がい児を育てるママを応援!

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森崎:ミノリさんのX(旧Twitter)のプロフィール欄には、『発達障がい児を育てるママが自信を持てる記事、元気になれる記事を書きます』とありますが読者にどのようなメッセージを伝えたいと考えているのでしょうか?

ミノリさん:私は、発達障害の子どもをもつママが私の記事を読んで『私も頑張れるかも』と感じられるような記事を目指しています。発達障害に関する専門的な知識は本やインターネットで調べることができるので、それをあらためて私が書く必要はないと考えています。

それよりも、発達障害に対する偏見をなくし、当事者や家族が前向きな気持ちになれるようなメッセージを届けたいです。

たとえば、自分の失敗や経験を隠さずに書き、できていないことではなく、できていることに目を向けて自信を持てるような内容にしたいと思っています。

そのためには、まず自分自身が元気を取り戻し、自信を持つことが大切だと考えています。そうした思いで、読者の心に寄り添う記事を書いていきたいです。

森崎:素晴らしいですね!『読者の気持ちに寄り添う記事』にはミノリさんのどんな想いが込められているのでしょうか?

ミノリさん:私が書く記事を通じて、発達障害の子ども向けのサービスに込められた「背景や想い」を同じ境遇のママたちに届けたいと考えています。

発達障害の子どもたちが利用する病院や施設、コミュニティには、それぞれ独自の取り組みやイベントがあります。それらの活動に込められた想いや工夫を深く掘り下げて紹介することで、読者の役に立ちたいと思っています。

そのために、今はインタビュー技術の向上を目指し、スキルを学びながら実践を重ねています。

発達障がい児を育てるママへ、自信と希望を届けるメッセージ

ひろーい公園でみんな仲良く遊ぼう♪      何をして遊ぶのかな?

森崎:ここまでお話をお聞かせいただき、ありがとうございます!最後に、発達障害のお子さんを持つママたちに、ミノリさんから伝えたいメッセージがあれば教えてください!

ミノリさん:私が一番伝えたいのは、「大丈夫。あなたは一人じゃない」ということです。子育てを振り返ると、「あの時こうすればよかった…」と後悔してしまうこともあると思います。

でも、その気持ちは子どもを大切に思うからこそ生まれるものだと思うんですよね。育児の中で不安や後悔を感じるのは誰にでもあることです。ただ、子どもたちはそのままで本当に素晴らしい存在だということを忘れず、自分自身にも「大丈夫だよ」と言い聞かせることが大切だと思います。

「心配しすぎなくても大丈夫!自信を持って!」と、自分にも周りにもそう伝えていきたいです。

森崎:この度は貴重なお話しを聞かせてくださりありがとうございました!ミノリさんのこれからの活動を応援しています。

ミノリさん:こちらこそありがとうございました!森崎さんも地方創生に関心があるとのことで、とても親近感がわきます。これからもお互い頑張りましょうね。

【取材を終えて】

ミノリさんのインタビューを通じて、発達障害を持つお子さんを育てながら、ライターとして自分らしく活動されている姿がとても印象的でした。家庭の中での工夫や発信への思いに触れ、どんな環境でも前向きに、そして家族と共に歩んでいく力強さを感じました。

今後もミノリさんの書いた記事が、自閉症のお子さんを持つ多くのママたちに勇気と希望を与えてくれることを願っています。

そんなミノリさんへのお仕事のご依頼はこちらから↓

インタビュアーの紹介

私自身、地元福島を盛り上げたいという想いを胸に、ライターとして活動しています。今回のインタビューで得た学びを活かし、地域の人々の声に耳を傾け、その魅力をよりたくさんの方に届けていきたいと考えています。

また、この記事をご覧頂いてる方の中にも、次のような悩みやお困りごとを抱えている人も少なくないと思います。

・SNSを始めてみたけど、反応がほとんどない
・地元の特産を活用したビジネスアイデアを作りたい
・自社の魅力やサービスを広めたい
・noteで会社やお店のアカウントを作りたい
・自社の魅力を伝えきれていない気がする

このようなお悩みの方は、お力になれますので、下記のフォームよりお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき有難うございました!

また、次回の記事でお会いしましょう♪

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