
巳年 宇賀神王様
来年は巳年です。蛇躰の神佛に注目が集まりますが、當山の一押しは宇賀神王様。台密の宇賀神供をよく修しますが、メインの供養法の後押しにすることがよくあります。どの神佛とも相性が良いと思う次第。あくまで個人的な感想ですが(;^_^A
御尊格は複雑で、神祇でも佛尊でもあり、男天でも女天でもあり、融通無礙な感じがします。當山は何故か宇賀神様が多い。自然と集まってきました。通常の老翁の御姿だけでなく、武神型、女天型も。浴酒供用の銀天もおられます。特に今年ご鎮座になった女天の御顔で蛇躰の御像は、特に威厳があります。
通常は宇賀神様と辯才天様は一体なので、浴酒供像でもない限り単体の御像は珍しい。仮に祀ってあっても目立たないか秘してある場合があります。屋外に石像として安置してあるケース(不忍池弁天堂、井之頭弁天堂、三室戸寺など)もあります。巳年は是非、宇賀神王様(宇賀辯才天様)の靈場に足を運んでみましょう。合掌
*當山の宇賀神様の御像は基本非公開です。有縁の篤信の方であれば拜禮を可とする場合もあります。