Slackに「times制度(分報)とtimes選手権導入」の圧倒的な効果
IVRy Advent Calendar 2021 【1日目】
会社の人数も増えてきたので、ノリでAdvent Calendarをやってみようということになったので、書いてみます。
自己紹介
こんばんは。株式会社Peoplyticsの奥西です。30歳です。
最近は、電話自動応答サービスIVRy(アイブリー)に力を入れて運営しており、たくさんの会社さんや事業者さんにご利用いただいております。
今年は様々なプレスリリースや取材、ウェビナー登壇などもさせていただき、とても貴重な1年でした。
本題
本日のお題は、アドベントカレンダーの1日目っぽいなという理由で、過去にはじめたSlackに「times制度とtimes選手権導入」および「月例LT会」を行った施策の振り返りについて、書こうかなと思います。
times制度ってなに?
times制度と記載していますが、いわゆる分報チャンネルのことで、Slackのオープンチャンネルでtime-okunishiのように自由に話をできる場所を作ることです。
実施の背景
実施の背景は、以下4つのポイントで、リモートワークや副業メンバーが多い中で、どう効率的にチーム運営を行うかが課題設定でした。
・リモートワークや副業メンバーが多く、Slack内でのコミュニケーションがほとんど全ての情報となっている
・Slackメンバーが10~15人に差し掛かり、奥西を中心としたコミュニケーションをさばくのが大変になってきた
・実施した時期は特に、奥西経由のリファラル採用が多かったため、奥西を抜いたコミュニケーションがされづらい状況だった
・そのため、奥西がいないコミュニケーションが勝手に行われるようにしたかった
実施したこと
やはりリモートワークの環境下でMTGなどでは会話するものの、もっと人となりであったり、趣味や普段考えていることがわかるような場所が合ったほうが良いよねということで、最初はtimes(分報)を導入してみました。(10月)
実際に導入してみると、やはりなかなか盛り上がりを見せず、times施策が失敗に終わりかけていました。
ただ、このときに思ったことは、一瞬の盛り上がるタイミングではリモートワークや副業で働いている人も、リアルタイムで楽しさやおもしろさをわかりあう瞬間があり、この瞬間の価値はリアルでの付き合いと同等だなぁと感じており、どうやったら数多く出現させることができるのかな?と考えていました。
いろいろと思考した結果、(おそらく)単純にtimesの投稿数を最大化することによって、上記の瞬間が生まれやすくなるだろうなという仮説をもとに、timesへの投稿(おもしろい・盛り上がるやつ)を促すような社内制度を作りました。(12月末)
具体的に作成したルールは以下3つです。
①times投稿王
└自分のtimesの投稿数が最大の人が優勝
②timesリアクションもらい王
└自分のtimesへのリアクション(スタンプを押された回数)が最大の人が優勝
③リアクション王
└slack内でのリアクション(スタンプを押す回数)を最も行った人が優勝
これらの3つには、以下3つの意図を忍ばせており、これがうまくハマりました。
①timesへの積極的な投稿を促すこと
②リアクションをもらえるような質の高い投稿を促すこと
③多少質が揺れてもリアクションされやすい状況を作ること
実施結果
実施した結果のSlackグラフを貼り付けます。
月の投稿数は、10~11月は伸び悩んでいましたが、12月以降は圧倒的に伸びはじめました。
リアクション数も12月以降を境にかなりの数押されるようになりました。
また、SlackのPrivate/Public/Directチャンネルの割合はきれいに逆転することに成功しました。
全員がどこを読んでいるか
全員がどこで投稿しているか
この結果、各人の人となりがわかり、奥西を抜きにしたコミュニケーションが創発され、物事の議論や進行が知らないところで進んでいき、かつ、おまけにPublicチャンネルで透明性高く保ち続けられる状況を作ることができました。
まとめ
・オンライン環境での多人間コミュニケーション課題を、timesとtimes選手権導入によって解決できた
・おまけに、Public率があがることによって、情報の透明性をあげることができた
・Cultureを作り上げる上での、考え抜かれた制度の重要性を再認識できた
おまけ
会社の楽しい雰囲気が超わかるブログです。
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