食洗脳
先日、ふらっと入った居酒屋で野球中継を観ていると(私の家にはテレビはない)、攻守入れ替えの間で流れるCMに味の素、日清、サントリーなどの食品業界のものが多いことに気が付いた。
そこでは、糖質たっぷりの食事や、美味しそうな揚げ物、仕事終わりのビールなど、身体に良いとは言い難いものが、幸せな家庭、気の合う仲間と共に描かれていた。
これまではなんとも思わずにみていたCMだが、27歳になり食生活についてそれなりに情報収集をして知識を持った今見てみると、日本を支配する巨大企業の存在と情報操作という言葉が頭から離れなくなった。
私はこのCMに、日本の教育と同じような違和感を持った。
そもそも日本の教育というものは勤め人として管理しやすいように設計されている。
空気を読んで周りに合わせる、何があっても時間を守る、先生の言うことは絶対、などのように。
先日みたCMにも、この教育と同じような洗脳性を感じずにはいられなかった。
私なりのロジックはこうだ。
中毒性の高い食事で不健康にさせる
↓
人間としての活力を削っていく
↓
会社に長く勤めてもらう
健康な人間が増えると、その人たちは活力があり、スタートアップなどでイノベーションを起こそうとする人が増える。これは、既存の大企業にとっては邪魔な存在だ。
権力者は、さまざまな形で既得権益を守ろうと必死なのだ。
とても残念なことだが、これが現実だ。
今後、洗脳に気づく人が増えれば増えるほど、気づかれにくい洗脳の方法がどんどん出てくるだろう。
こういった状況の中で我々消費者側がするべきは、
誰がこの情報を流しているのか?この情報で誰が得をするのか?ということを想像することだと思う。
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