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3Dプリンターでデスクセットアップが捗った話

デスクの記事、初めて投稿した駄文にも関わらずご覧いただきありがとうございます。まだの方はこちらからどうぞ。

さて。

今回は最近導入している人も多い3Dプリンターについて軽くご紹介していきたいと思います。


理想のデスクを導入し、デスク界隈に足を踏み入れた僕は、さらにこのデスクを活用し、値段に見合う働きをしてもらおうと考えました。専用設計のモジュールは数多く市販されていますが、必ずしも理想的なアイテムが市販されていないことも多々あります。

そんな時、「なければ自分で作ればいい」という発想から、3Dプリンターの購入に踏み切りました。今回選んだのは、Bambu Labの「A1 Mini」。シンプルで美しいグレーのデザインは、インテリアに溶け込みやすく、さらに初心者にも優しい設計がされています。購入後すぐに動作確認ができ、実際に使ってみて、その便利さを実感しました。

3Dプリンターを導入することで、自分の環境に合ったオリジナルのアイテムを作り出し、デスク環境をより効率的に、そして快適にカスタマイズすることが可能になったのです。

ちなみに、こちらのモデルはマルチカラー印刷に対応しているのですが、それ用のマシンが必要になるっぽいです。プリンターと同じくらいの金額がかかるのと、目的はパーツ作成でマルチカラー印刷は今のところ必要ないと判断し購入していません。

A1 miniのいいところ

家庭用3Dプリンターが話題に出てきた頃は、いくら家庭用とはいえ数十万円ほどするのでなかなか興味本位では手を出せないと思い敬遠していました。

しかし、昨今の家庭用3Dプリンターは安いもので2万円ほどで購入できるものまであって、だいぶ敷居が低くなっていました。
その中でA1 miniを選んだ理由をまとめます。

セットアップが簡単

Bambu Lab A1 Miniは、ユーザーを第一に考えた設計が光ります。特に、セットアップの手軽さが魅力的です。初めての使用でも、10~15分で組み立てが完了し、画面上の指示に従うだけでキャリブレーションまで自動で行えるため、初心者でも安心して使い始めることができます。テスト用のデータは付属のSDカードに入っていたので、材料をセットして画面操作ですぐに印刷できました。

タッチ操作で簡単に操作できます。汚くてすみません。

そこまで大きくない

A1 Miniのコンパクトなサイズは、限られたスペースでの使用に最適です。ビルドボリュームは180 x 180 x 180 mmと家庭向けのサイズ感ながら、しっかりとした性能を備えており、デスクや棚の上に置いても邪魔になりません。特に都市部の小さなスペースやホームオフィスでも場所を取らずに配置できるため、気軽に3Dプリンティングを楽しめます。


デスクにだって置けちゃいます。ただ邪魔です。

静音性が高い

家庭での3Dプリンティングにおいて、動作音は気になるポイントの一つですが、A1 Miniは静音性にも優れています。Bambu Labはノイズリダクション技術を採用しており、長時間の印刷でもほとんど気にならない静かな動作を実現しています。これにより、リビングや寝室など、日常生活の空間での使用にも適しており、ストレスなく作業が進められます。

大規模な出力は何時間もかかるので、夜中でも動かせるのはありがたい。

先駆者が結構いる

Bambu Lab A1 Miniは、既に多くのユーザーから支持を得ているモデルです。特に、初心者向けの3Dプリンターとして評判が高く、フォーラムやYouTubeなどでも多くの使用レビューが見られます。
これにより、購入後に困ったときにも、他のユーザーからのフィードバックやアドバイスが得やすく、安心して使い続けることができます。
日本でもすでに人気が高まっており、先駆者たちの情報を参考にしながら自分のペースで上達できるのは大きなメリットです。

東京タワー周辺のモデル。ネットに転がっているデータを印刷しました。

実際に作ったもの

ケーブルホルダー

3Dプリンターを購入した理由の80%はこれがしたかったんです。
デスク界隈ではすっかり有名なこちらの巻取り式type-cケーブルをPREDUCTSデスクのレールに取り付けるように設計して出力しました。
これのおかげでケーブルが見えないデスクにより近づけることができます。充電後は掃除機のようにちょっと引っ張ると勝手に巻き取ってくれます。

設計がうまくいかず、試作品を作っては修正を繰り返し。

今の掃除機ってそもそも巻取りケーブル付いてないんですかね、黄色と赤のテープが貼ってあるやつ。
あれ、赤のテープは”これ以上引っ張らないでください”の意味ですが、黄色のテープは”ここまでは引き出して使ってください”の意味らしいですよ。

デスクオーガナイザー

Gridfinityという規格に合うように作られています。自分の持ち物に合うように自由に形を変えられるのは3Dプリンターの最大の利点ですね。
最近はこればっかり作ってます。

コントローラーホルダー

普段仕事用のデスクでゲームをすることはないのですが、PREDUCTSさんからSwitchのモジュールが出ているので、いつか取り付けたくて仕事部屋に持ってきています。そのついでにプロコンも置いていたのですが、仕事中は見えない方がいいのでモニター台下に収まるようにモジュールを作成しました。


スティックが痛まないか少し心配

端子隠し

次回の記事で紹介しようと思っていますが、今使っているモニターが、なんと首横にケーブルを刺す仕様になっており、やや目障りでした。

とりあえずケーブルの幅に合うように目隠しを作ってはめていますが、もうちょっと工夫したいところではあります。
自分でイマイチだなと思うところを修正して出力ができるところも3Dプリンターのメリットです。

実は横から丸見え。イマイチな部分。


Magsafe充電スタンド

Apple純正のMagsafe充電器とApple watch用充電器をはめ込んで使うためのスタンドも作りました。

純正のMagsafe充電器が結構高い。


ガジェットマウント

こちらは実際にPREDUTSさんで販売されているモジュールを参考に(ほぼパクリ)作成したガジェットマウントです。いつもはStream Deckを置いてます。

これ見ると、正式に出ているモジュール買わなくてもいいやん、と思うかもしれませんが、プラスチックと金属では耐久性の違いは明らかですし、何より製品のモジュールを作られた際の過程やこだわりが半端ないので、いつか余裕ができたら本家を買います。

そのほかキーキャップやピルケースなんかも作りました。
デスクに限らず、「もっとこここうだったらいいのに」を自分で解決できるようになったのは嬉しいというか、一種の快感すら覚えます。

デメリットというか、気にかけておいた方がいいこと

一応、デメリットというほどでもないですがちょっとイマイチな点もいくつかあげておきます。不公平なので。
印刷サイズの制限
A1 Miniはコンパクトなサイズですが、その分印刷できるサイズが限られています。大きなモデルを作りたい方には不向きかもしれません。
フィラメントの互換性
ABSが非推奨なので、その点だけ注意です。

まとめ

今回の記事では、デスク環境をさらに快適にするために導入した3Dプリンター「Bambu Lab A1 Mini」についてご紹介いたしました。

3Dプリンターの最大の利点は、自分のニーズに合わせたカスタマイズができることです。今回のアイテム作りでも、その柔軟さを存分に活用できました。特にケーブルホルダーのような小物を作ることで、デスク環境がさらに整理され、使いやすさが向上しています。

いつか、どうやってデータを作成しているかみたいな話もここでできればと思います。

次回は、デスクを語る上で避けては通れないモニターについてご紹介できればと思います。どうぞお楽しみに。



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