部屋と洋服とロヒプノールと私。
留置所は3月と言うこともあり、少し肌寒い。有り難いことに母からすぐに金銭と服の差し入れがあった。
大麻ははっきりいって何も悪くないと思います。今でもこれからも一生愛しています。
でも、法がある以上大切な人を裏切り、悲しませるのはとても辛い事です。
連日の取り調べでは隠す事もなく全てを話す。実はこの時の取り調べの調書が裁判に大きく影響するのです。隠す事もなく、洗いざらい話しました。
今までの薬物遍歴、入手する際の取引場所、値段、日時など。取り調べは新井浩文に似た捜査官。目の奥が笑っていないのがいい雰囲気出してましたね。
部屋に戻るとイラン人のビジャンがラリってます。処方されているザナックス(アメリカのティーンの間で大流行してますね)でラリパッパになっているのだ。
ただ、ビジャンは良いやつだった。留置所ではお金があれば仕出し弁当の他に豪華なご飯が買えて、それをいつも僕にくれるのだ。
退屈な時間はしりとりしたり、雑誌を読んで二人でゴロゴロしていました。
僕はというと、夜処方されるロヒプノールを留置官の前で飲んだフリをして舌の裏に隠して消灯後に粉末にしてスニッフ(鼻から吸う)していました。それをビジャンにも分けてあげるのです。
ホント、留置所は拘置所、刑務所と比べてとにかく時間が過ぎるのが遅い。何か楽しみを見つけないとやってられない。
日中は家族、恋人に手紙を書いたり、リリックを書いたり(一応ラッパーです。)読書、瞑想をしていました。
例えこんな生活でも時間を無駄にしたくないのです。
読んでくれて有り難うございます。
皆様良い夜を。