【見てごらん】現役147点差落ちから1年で最低点+68点で東工大に一般合格した勉強法の強点がこちら(現役編)
はじめに
1浪で東京工業大学工学院に一般選抜で合格しました。
この記事は前編では現役生時代の"不"合格体験記、後編では147点差落ちからどのようにして勉強してきたかを記していきます。少々長くなると思いますがよかったら参考にしてください。
最初に自己紹介をしておきます。
名前:りょだ
高校:埼玉県立春日部高校(偏差値69(※みんなの高校情報より))
塾:現役 なし
1浪 駿台予備校お茶の水2号館
科目選択:物理、化学、地理
高校まで
中学1年生
小学校卒業してから中学校入学まで春休み、特に遊ぶ友達もおらず、やることもなかったので親に勧められて暇つぶしに中学校の勉強の予習をすることに。どの科目をやるか考えたときに、国語は学校によって教科書が異なるので不可能、英語はよくわからない、となり消去法で数学を選択。スタディサプリがとても安かったので最初はスタサプの数学の動画をみて勉強を開始。方程式あたりで少しつまずくが、何度か解説を聞き克服したときにわからなかったものを理解したときの快感を体験する。僕はその快感の虜になり独学での数学の勉強を開始。7月頃に数学検定5級(中学1年生レベル)を取得する。
3月頃に友人が数学検定3級(中学3年生レベル)を受けると言っていたので便乗して申し込む。
締め切り後に申し込んだ?と確認すると、
「え、俺6月に受けるんだけど。」
試験日まであと半月。この時点では中1数学までしかやってなかったので、急いで数検3級の参考書を買い、毎日3時間、半月間勉強をする。
中学2年生
4月頃に数検3級に合格。中2数学が丸々抜けていたため、二次試験+0.3点でぎりぎり合格だった。ここから数学検定準2級(高校1年生レベル)の勉強をだらだら開始。
中学3年生
4月頃に数検準2級に合格。この時期から高校入試が視野に入り始め塾へ入る。数検2級(高校2年生レベル)の勉強を開始するが、塾でやっていると塾長から「あなたは英語ができないので数学よりも英語をやりなさい」と怒られ中断。高校入試を終え、埼玉県立春日部高校へ入学。
高校時代
高校1年生
高校に入学したがコロナの影響で休校。その期間勉強せずに遊んでしまい、見事に勉強についていけなくなってしまう。定期テストはだいたい学年順位230/360で1月頃に受けた進研模試の結果は以下の通りです。
この頃から東工大の存在は知っていたので志望校に書いていたがもちろんE判定。定期テストでは世界史で17点を取るなど数学以外の教科はとても苦手だった。
冬頃に数学2の教科書が配布される。数学の勉強モチベだけあったので1日に1章ずつ問題を解くことを決意。やり方は、
例題を解いて解き方を把握する。
例題で学んだ解き方を練習問題で実践する。
これを1日に3~4時間行い、1週間で数学2の教科書を完走した。
1月頃に受けた共通テスト同日模試の結果は、
おそらく英語がありえないくらいできてないと思います。
そしてこの模試はT進で受けたのでおまけで3講座受けられると言われ、受けに行きました。そこで、入塾したときの受講計画をたてようといわれ、ありえない量の講座の受講計画をたてられました。
高校2年生
高校2年生の1学期は本当に勉強していなかったと思います。学校の定期テストで中間、期末テストでどちらも古文を20点台をとってしまい学年順位355/360をとる。英語も学年順位が310/360くらいをとってしまう。1学期は古文で赤点を取ってしまった。
夏休みへと入る。この夏休みに僕の人生の転機が訪れた。
夏休みの終盤に高校の友人と3人で千葉県にある九十九里浜へと遊びに行った。埼玉からだとかなり長い道のりの旅となってしまうので、友人はシステム英単語帳を持ってきていた。比較的勉強のできる友人2人は互いに英単語を一つ挙げ、その単語のミニマルフレーズを言うという遊びをしていた。彼らの様子をみたとき、僕は
楽しそう!!!!!!!
と思った。ここから僕は勉強としてではなく、楽しむために英単語の勉強を始めた。英語自体は嫌いだったので最初は勉強が捗らなかったが、このままではいけないと思い僕は自分自身への洗脳を開始した。
僕は英語が好き英語は楽しい英語最高英語は。。。
最初は自分を騙して勉強を続けていたが、勉強していると少しずつできるようになってきます。
勉強する→わかるようになる→楽しい→勉強する→・・・(以下繰り返し)
という勉強において最も最高な循環に陥ることができました。こうなってしまえばもう勝ちです。僕は狂ったようにシステム英単語をやりました。僕はもうシス単お兄さんになったと言っても過言ではありません
ちょうどこの時期に、ブレイクスルー佐々木という勉強系YouTuberの勉強マシーンになる方法という動画と出会いました。
この動画で言われていることを実践してみたら僕はシス単中毒になってしまい、シス単を手放すことができなくなってしまいました。おすすめです。
このようにして少しずつ勉強をやることに楽しみを見いだせるようになってきて、二学期の中間テストでは数学だけでなく古文と英語も対策をしました。すると古文は85点をとり、学年順位は25/360でした。なんと330人抜きです。
英語も学年順位50位以内に入ることができ、少しずつ成長してきました。
数学Bの教科書が配られた時も先程と同じように1週間で問題を解き終わらせました。やっぱり例題→練習問題という構成をしている教科書は最高です。
9月中旬に僕は数学検定準1級(高校3年生レベル)を出願します。この時点での僕の数学レベルは数2Bなので、1ヶ月後の試験に向けて勉強を開始します。独学で1ヶ月で数3を習得しようとするのはかなり無謀な行為でした。結果は点数が半分しか取れず不合格。
そして冬になり、数学3の教科書が配られます。
いつも通り1週間でやろうとしていたのですが、何を考えたのか僕は仲間を募り始めました。たまたま1人、他校の公立進学校(偏差値72)に通っている友人が立候補してくれたのでその人と毎夜電話を繋ぎながら1日1章問題を解いていきました。1日4時間も数3をやるのはかなりしんどくて毎日頭痛の日々でした。
この時期くらいから他校に一緒に勉強する友達ができて、一緒に1日かけてFocus GoldのStepUp(難易度高め)の問題を1章解いたり、夜電話を繋いで毎日4時間無言で勉強するということをしていました。仲間がいるとやっぱり心強いです。この調子で勉強を続け、僕の学力は高校で上位1/3くらいには入ることができるようになりました。それでも東工大には遠く及ばないです。
定期テストは範囲が決まっているので取れるようになってきたが、模試はなかなか取れません。ここまでの僕の数学の勉強は解法暗記の勉強です。進研模試なら取れますが、その他の模試では太刀打ちできませんでした。
高校2年生の時点での模試の成績はかなり悪かったです。
そして、この模試もT進で受けたので3講座無料になりました。1つ目の講座の2コマ目を受けに行ったときに、予定していた時間に授業が入っていなかったので、受付に入れてくださいといいに行きました。入れとく!と言われたので待っていました。しかし、いつまで経っても受講できません。このまま2時間経過し、僕はおうちに帰りました。LINEも送ったのですが返信が来たのは4日後でした。僕は塾に行かないことを決意しました。
しかしここでまた転機が訪れます。詳しくは今後書くかもしれない数学の勉強の歴史というnoteを読んでください!
高校3年生
高校3年生になり、最初に実力テストという試験がありました。
この頃には高校(偏差値69)の中では数学はかなりできる方でした。しかし、この後に受けた高3駿台全国模試の結果を見てください。
どの教科も全く取れていません。この模試を受けて学校という井の中に住んでいる僕は大海を知りました。
そして僕にはこの頃1つ下に彼女がいて、高校3年生だったのにも関わらず定期的に遊びに行っていました。今となっては後悔はありませんが、受験生としては良くなかったとは思っています。
高校3年生になったので共通テスト模試も始まります。僕は東工大志望(笑)だったため共通テスト対策はしていませんでした。
高校3年生の9月頃は以下のような点数でした。
合計点は516点です。これでは足切りにすら引っかかってしまいます。数学はまあ、、、という感じなのですが、その他はお話になりません。ここからいくらか勉強方法に試行錯誤を重ね、最後の模試結果は以下の通りです。
合計点は581点です。かなりまずいですね。しかしこの時点で英語リーディングと物理の成長を感じます。まあ足切りラインぎりぎりなので勉強しないといけませんね。
この時期に東工大オープンもありました。
この結果を見てみると、理科がやっぱり終わってますね、、、
県立高校は授業の進度がかなり遅いのもありますがそれにしてもこの点数は勉強不足極まりないです。
12月末に高校で共通テストの青パック演習があり、そこでは577点を取りさすがに焦り12月28日から共通テスト対策を開始します。こちらは当時の友人との会話です。
ここから2週間たくさん演習しました。下の章に全部載せておきます。
そして共通テスト本番です。当日は近くの席に友人がいたので一緒に満点取ってる人のふりをして周りを威嚇していました。肝心の結果は、、、
合計653点で72.5%です。総合点数は過去最高でした。しかし細かく見てみると数学がかなりこけていますね。とりあえず7割乗ったので足切りの心配はないでしょう。
共通テストが終わってからは、ただひたすらに二次試験対策をしました。この時の勉強方法には反省点しかないのであまり書きません。
大学の出願先
この時の僕は第一志望である東工大に落ちたら浪人しようと思っていたので、前期一本でいくつもりでした。しかし親に後期も受けたほうがいいよと言われたので、家のすぐ近くにある埼玉大学の理学部数学科に出願しました。私立大学は対策が面倒だったし行くつもりもなかったので受けませんでした。
二次試験本番
当日のことはあまり覚えていないのですが、しいて言えばインターネット環境が終わっていたことがとても苦労しました。休み時間にスマホを見ようとしてもネットにつながらないのでYouTubeを見るためにわざわざ外に出ていました。試験の面でいうと、落ち着いて問題を解くことはできました。僕は数学で200点取って受かるつもりだったのですが見事に数学でこけてダメダメでしたね、、、
開示の点数は以下の通りです。
数学がこけたのはもちろん失敗なのですが、理科がほんとにダメダメですね。
後期試験は数学と物理の2科目だけでした。
数学は簡単だったのでほぼ解けたのですが、物理をあまりにも理解していなかったので、何も解けませんでした。
結果は繰り上がり合格です。合格発表時は不合格だったのですが、後日電話がかかってきました。もちろん辞退しました。
そして入学へ…
駿台お茶の水二号館の東工大特化コースに入学しました。
家の近くに駿台大宮校があったのですが、そっちは高校同期が何十人も入学しそうだったのでやめました。
次回予告
ここまで現役時代の不合格体験記を書いてきました。現役生の皆さんにはこうはならないように気を付けていただきたいです!
次回はこの点数から合格までの道のりと勉強方法をすべて書いていきたいと思います!ぜひご期待ください!!!
Twitter (@ry___dd)もやっているので、細かい勉強法が聞きたい人がいたら個別で聞いてください!
おまけ
共通テストの各科目の点数推移
ここでは各科目の点数推移を残しておきます。高1の同日受験から直前の演習まで記録が残っているものすべて時系列順に並べます。よかったら参考にしてください。
わかりやすいように11月と12月の境目を「→|→」という風に表しています。
地理
35→24→38→49→62→|→55→69→54→63→69→65→56
国語
93→72→121→119→92→91→|→152→116
英語リーディング
33→39→85→50→56→80→|→63→70
英語リスニング
23→48→73→61→61→67→|→55→74→80
数学1A
55→64→51→72→96→62→|→71→72→76→100→92→
→91→100→97→100→90→77
数学2B
45→74→91→82→84→72→|→52→100→82→98→82→100→97→97→94
物理
38→61→51→51→88→|→55→83→91→86→85→67→73→63→85
化学
35→44→43→54→59→|→74→83→75→84→75
合計点
406→550→516→543→581→577→653
冠模試
ここには記録として残っていた東工大冠模試の点数を記録しておきます。
2022年度第1回東工大本番レベル模試
英語:49/150
数学:103/300
物理:9/150
化学:56/150
合計:217/750
判定:E
2022年度第2回東工大本番レベル模試
なくしました。。。
2022年度東工大入試オープン
英語:67/150
数学:188/300
物理:29/150
化学:13/150
合計:297/750
判定:D(※Dが最低判定)
2023年度本試験
英語:76/150
数学:65/300
物理:51/150
化学:41/150
合計:233/750