10.10 シンプルに生きている
成功する人は物事をシンプルにしようとし、
成功しない人は複雑にしようとする。
「なまじ頭がいいものは、物事を大きく複雑にしてしまう。これを逆の方向に動かすには、ひらめきと勇気が必要だ」
ーエルンスト・フリードリッヒ・シューマッハー(イギリスの経済学者)
私たちは忙しくしていることが当たり前で、
世の中のあらゆる物事に関心を持ち続けることを求められるような社会に住んでいる。
その結果、、人生を楽しむよりもはるかに、複雑なものだと考えてしまっていて、
忙しくない、世の中の動きについていけない事は、恥ずかしいことだとみなされているような現状が許されている。
だから、予定や用事をたくさん詰め込んで、わざわざ忙しい毎日を過ごしている。
仕事は忙しいかと尋ねられて「いいえ、ものすごく暇です」と答える人など滅多にいないのが答えだ。
そのくせ、年に一度の長期休暇で南の島に遊びに行き、何も考えずゆったりと過ごすことを心待ちにしているのだ。
休暇の時だけシンプルな時間を過ごすのはとてももったいない。
シンプルに考え行動する事は、私たちを成功に大きく近づける。
しかし、それを実現させることは簡単なことではない。
「シンプルに生きる為のルール」を定め、時間や目標、日常生活をスッキリさせるためには、勇気と決断力が必要。
『物事をできるだけシンプルにする』
「KISSの原則」(シンプルにしておけこの間抜け!)は、物事は単純にしておけ、ということを伝える時に昔からよく使われて来たアドバイスだ。
どんなことをしている時でも、「もっとシンプルで単刀直入に行う方法はないか?」と自問自答するようにしよう。
対人コミュニケーションをシンプルにするための簡単な方法は「できることしか約束しない」ことだ。
たったこれだけで、約束を破る、期日や集合場所に遅れる、誤解を与える、といった問題を大幅に減らせる。
『モノを減らす』
何かを購入する前は、よく考えて行動しよう。
一つモノを買ったら、一つモノを捨てるというルールを定める。
不要なモノを少しずつ減らして生活をシンプルに必要なものだけにしていこう。
物はあなたの価値を決める物ではないから