【基礎編①】シフトを作るときの心得②
ついに、人体の解剖学と栄養学を勉強をする事が必要になった遼マネージャーです。
筋肉とはどのようにつくのか、どのような食事がボディメイクに役に立つのか、必死になって勉強をしようと思います。
前回の心得①の記事はこちらから
本日の結論:
①シフトを作るときは従業員の最低月収と希望月収を把握する。
②最低月収と希望月収 を週の時間に変換する。
③評価をぶれずに条件を決めておく。
④全員が最低月収と希望月収の中間くらいになるまでは採用をする。
前回①~③を説明しましたので、今回は④について説明します。
④全員が最低月収と希望月収の中間くらいになるまでは採用をする。
という採用のGOAL基準を持っておくことがシフト作成者には必要です。
例えばですが、昼の時間で週100時間シフトを組む必要があるとします。
その際に、前回の記事にもあったように最低月収と希望月収を時間に換算したとします。
最低 希望
Aさん 20H 35H
Bさん 12H 20H
Cさん 10H 20H
Dさん 10H 15H
Eさん 10h 15H
合計 62H 105H
まずこういった状況の場合、 全員が希望月収側にいないとシフトは埋まりません、でも全員が希望月収稼げる状態のデメリットは前回の記事にも伝えた通りです。
ここで必要なのは仕事の評価を入れておくことです。
仕事の評価とは【お客様が喜ぶ人材】【頑張っている従業員の為になっている人材】という観点で評価します。
× △ 〇 など評価基準を仮に設定します。
×→最低月収
△→中間地点
〇→希望月収
といった観点でその人が今入れるシフトを仮に算出して、
埋まらない分を採用しなければいけません。
つまり、その評価を加えると、
最低 希望 仕事の評価 結果
Aさん 20H 35H × 20H
Bさん 12H 20H △ 16H
Cさん 10H 20H 〇 20H
Dさん 10H 15H × 10H
Eさん 10h 15H △ 12.5H
合計 62H 105H 78.5H
100Hー78.5Hで21.5H分の人員が必要になります。
これは10Hを2名程度でも良いし、最低月収20H程度1名でも可能です。
さらに言えば、
×評価の方が改善しない場合、店舗に悪影響を残す場合、面談の元、最低月収を見直していかないといけません。
×評価の人の分の余剰採用も必要になります。
(↑こういった状況の場合、Cさんも20Hではなく16H程度にして調整をしたりします。)
ここをゴール地点として考えておくと、人員に余裕を持った運営が可能になります。
なんなら、
最低月収寄りの方に圧力がかけられるようになり、店舗運営を良くすることもできるようになります。
シフトに入れるのは感情でなく、仕事の評価として入れる。
これは前回の記事の③評価をぶれずに条件を決めておく。
にも記載しているので、必ず見直しておいてください。
この辺の条件をしっかり理解したら、その条件に合わせてシフトを組んでいきます。
そうすると、今まで希望月収稼げていたのが、最低月収になり、その人から不満が発生します。それだけでなく、いろいろと不満などが浴びせられるようになります。
従業員から、もっとかせぎたいんですけど!と不満が出た場合。
対処法:②最低月収と希望月収を週の時間に変換する。③評価をぶれずに条件を決めておく
の2個を使います。
「あなたの最低月収は〇時間で、希望月収は〇時間なので」生活できる月収はなんとか確保してあげたいと思っている事を伝える。
「希望月収にするには〇〇ができる、〇〇ができるようになる」といったお店にプラスになる課題を伝えて、winwinの関係を築く。
今まで入れてたじゃないですか!については「人員が不足しているときは入れるけど、この状態は急に変わりが見つからないなど、店舗運営できない状態なので、維持できない事と伝える。」
といった形で相手に寄り添いながら説明責任を果たすようにしましょう。
それでも納得されなければ、辞めてもらう事も仕方ありません。
シフト作成者は従業員の生活も守らないといけませんし、仕事の評価もしなければなりません。
何度も言いますが、正しい判断基準とは
【お客様の為になること】且つ【頑張っている従業員の為になること】
この2個の条件をしっかりと理解しておけば全ての判断ができるようになります。
人の管理は感情面が出てくるので、難しい部分もあります。私も良く失敗していました。皆さんもいろいろ失敗することはありますが、真摯に受け止め、自分に必要な要素を積極的に取り入れて、成長していってくださいね。
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