【基礎編①】シフトを作るときの心得。その1
こんばんは、
リフ休を頂いていました。プール行き過ぎて真っ黒の遼マネージャーです。
夏休みも少し頂いたので、間が空きましたが更新致します。
本日の結論:
①シフトを作るときは従業員の最低月収と希望月収を把握する。
②最低月収と希望月収 を週の時間に変換する。
③評価をぶれずに条件を決めておく。
④全員が最低月収と希望月収の中間くらいになるまでは採用をする。
本日は①と②と③ついて。
この4点を守っておかないと、いつの間にか人が足りなくなり、店舗運営において、いろいろと弊害が起きてきます。
人をそろえる為にはいろいろ障害もあるとはおもいますが、GOALの地点をしっかりイメージしておくことが判断基準にもなりますので、しっかりと理解しましょう。
①シフトを作るときは従業員の最低月収と希望月収を把握する。
・フリーター・学生・主婦それぞれ考え方が違います。最低月収・希望月収を把握とその意味は正しく理解しましょう。
最低月収・・・その金額を稼がないと辞めないといけない額。
希望月収・・・できれば稼ぎたい額。※それ以上稼ぐと学業や家族に影響が出る額。
この2個をしっかりと聞き、把握しておく必要があります。
フリーターさんから見れば、希望月収以上になっても多い分にはいいでしょ?って思いがちですが、学生の従業員からしてみると、希望月収以上稼ぐ環境=学業に影響が出る金額。となったりします。
その結果、、
一杯希望出すと入れられちゃうから、そこそこの希望にしておこう・・・ とシフト希望が減る=シフトが組めなくなる といった弊害が起こります。
大事なのは
希望月収と最低月収の間には収めるからシフト希望はできる限り出してね。という環境をしっかり整えてあげることです。
②最低月収と希望月収を週の時間に変換する
かなり大事です。
週単位でシフトを作ると思いますが、①にも上げた通り、稼がせなくてもダメですし、稼がせすぎてもダメなのがシフトです。
大事なのは最低月収と希望月収をそれぞれ週での時間に変換し、
シフト作成後、それぞれの従業員がその時間内に収まっているかを確認しましょう。
例:Aさん 最低月収5万円 希望月収8万円の場合
最低月収5万円÷時給1000円÷4.3週=週間11.62時間
希望月収8万円÷時給1000円÷4.3週=週間18.60時間
つまり、
Aさんは週間で11.62時間~18.6時間の間に収まっているか最終確認すればOK
という形になります。
これを一人一人事前にシフト表の脇の見えないところに入れて確認をしておく事で、③と④でおきるトラブルの際に非常に約にたつ引き出しを手に入れることができます。
③評価をぶれずに条件を決めておく。
シフトに入れるときはやってはいけない事は好き・嫌いでシフトに入れることです。
ここをしっかり条件付けておかないと、〇〇さんに気に入られる事が従業員の第一目標になり、お客様の方を向いた仕事ができない組織になります。
シフトを作るときの大前提
【お客様や頑張っている従業員の為に仕事をしてくれる人は希望月収に近づき、そうでない人は最低月収に近づく】
上記を判断基準とします。これだけだと概念的なので、具体的なポイント
シフトが希望月収に近づく条件
・オペレーションスキルが高い(接客・清掃などの業務全般が優秀)
・シフト希望の提出状況が◎
・忙しい週末や連休などもシフト希望を出してくれる。
・その人にしかできない業務を持っている。
(発注・新人教育・面接・オリエンテーション・メンテナンス・本社の指示業務)
といった形で「頑張っている従業員が評価されるお店を作る。」の条件に当てはまってる人を優遇します。
逆に最低月収に近づく条件は上記の条件を真逆にすることです。
いやいやいや、遼マネージャー。
うちの店、人がいなくて、みんな希望月収になるシフトしかくめねーんすなんすよ!
なんなら、人足りてねーんす!
という声が聞こえてきたので、
次回は
④全員が最低月収と希望月収の中間くらいになるまでは採用をする。
「適正の人員とはどのように算出するのか。」
「シフトを作るにあたり、従業員から出る文句に対して、どのように返答していくのか。」
「よくある、シフトの失敗事例。」
などについて記事にします。
大事なのは明確な評価基準を持ち、その評価基準をあらかじめ共有しておくことで、全員の共通認識を統一しておくことです。
これができれば、店舗環境が安定したシフトを作れるひとになる第一歩を歩めるようになりますね。頑張りましょう。
人員不足の店舗は
下記記事【マズローの欲求5段階説から】新人さんを辞めさせない為にはどうすればよい?
を参考にしてみて下さい。
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