イビサ島に行きたい若者の背中を押してあげたいnote
なんでイビサ島に行ったのか
2023年6月上旬、イビサ島に10年ぶりに1人で行ってきました!
ちょうど10年前くらいの社会人2年目に初めてイビサに行ったぶり2回目の訪問でした。
普段音楽関係の仕事をしているのですが、日本で自分が仕事以外の音楽体験で刺激を受けることがほとんどなくなり、
「自分が好きな音楽はダンスミュージック!」
ということを思い出し、昨年夏の間ずっとイビサのクラブやイベントのinstaを見まくり、houseのプレイリストを聴き漁り、10年前に受けた衝撃、感動をもう一度味わいたいということで行ってきました!
6月上旬のイビサ
まず季節に関してですが6月上旬はまだシーズンに入ったばかりで街中は前回行った7月中旬より格段に人が少なくビーチ、バス、タクシー、ホテル、レストラン、barすべてが空いていて快適でかなり過ごしやすかったです。
気温に関しても灼熱で殺されるような暑さまでいかず、暑いながら過ごしやすい気候で最高でした!
4泊の滞在のうち3晩クラブに繰り出し「Hi IBIZA」「Ushuaia」「EDEN」「Amnesia」「PACHA」の5つのイベントに行きましたが、
どこもクラブにはかなり人も入っていて十分盛り上がっていました!
歩けない!不快!もう帰る!みたいな客入りでもなく、ハイシーズンの7月後半〜8月を避けたイビサは旅費やあらゆる面で良い時期かもしれません。
気になるClubについて
FISHER Opening Party @ Hi Ibiza / FISHER、FatboySlim、Vintage Culture、Joris Voorn
Calvin Harris @ Ushuaia / Calvin Harris、MK
Defected @ Eden / Ferreck Dawn、Eats Everything
elrow Ibiza @ Amnesia / Dom Dolla、Solardo
Claptone presents The Masquerade @ Pacha / Claptone、Route 94
Clubの物価
イビサのクラブの酒は噂通りまじで高い
しかも日本経済貧弱で1ユーロ150円、ビール2500円とかの世界
チケット代も日本のライブやフェスの値段くらい
50ユーロ〜100ユーロだった
ただ思った
こんだけ毎日Calvin HarrisだFatboyだClaptoneだ夏の間中毎日ビッグネームが見れてそのギャランティと
あんだけ音響や照明や演出にお金かけてたら当たり前なんじゃないかと
むしろ喜んでお酒飲んで帰るのが礼儀なんじゃないかと
10年前に価値観を変えてくれた島
イビサの存在は知ってるけどお金かかるし遠いしハードル高い
僕もそんな感じで、大学の頃にクラブミュージックにのめり込んで先輩にこの島の存在を教えてもらって憧れ続けたイビサ島。
「借金してでも行った方がいい」
当時言われた言葉を今でも忘れない。
ただ僕は生活に少し余裕が生まれた社会人まで行かなかった。
今になって思うのは1番ダンスミュージックにのめり込んでた感度の高い学生の時期に行っていたら今と違った仕事や生き方をしてたかもしれない。
1回目に行った時もまだ若かったのでとにかくクラブ楽しい!凄い!みたいな感動や衝撃が凄まじかった。凄すぎて毎週末していた東京でのクラブ遊びが物足りなくなってピタリと終わった。
10年ぶりに行って感じたこと
そして今回は歳もとって2回目で、どんな演出をしてるかとかに仕事がら目がいってしまったりと、当たり前だけど前回ほどの衝撃や感動はなかった。
その代わり10年前には気づかなかったことにたくさん気付かされた。
日本では若者が遊び狂ってるイメージしかないイビサ島ですが、実際はファミリーも非常に多いヨーロッパのリゾート地。普通に子供たちがビーチでサッカーして遊んでるし、家族で犬を連れて散歩してたりする。
アジア人が皆無だったのもあり、クラブでは本当に色んな人に話しかけられた。英語なんて喋れない僕が日本人と知ったイギリスから家族で来てた50歳くらいの夫婦が興味を持ってくれ、お酒もご馳走してくれてたくさん話をしてくれた。
子供が18歳になった記念に一緒にイビサのクラブに来てると話していた。
テーブルを取って飲んでたくらい、ある程度ビジネスでも成功してお金には困ってないと話しているおじさんが、
「お金は手段で幸せには直結しない」
みたいな話をしきりにしていた。(気がする)
とにかく家族とこうやってイビサにきたり、一緒に働く仕事仲間がみんな楽しく仕事ができてることが1番で、他人と比べるものじゃない。
シンプルだけど的確すぎてその通りだと思った。
またここで飲もうと笑いながら別れたけど、そのあと1人になって色んなことをたくさん考えさせられた。
ビジネス面での刺激
クラブの中で2000円の水をそこに価値を感じて集まっているお客さんに何の疑問もなく気持ちよく払ってもらえるビジネスの構築、言葉もわからない日本人に笑いながら話しかけてくれて美味しいご飯を出してくれるレストラン
仕事の面でも自分がエンタメの仕事としてお客さんの気持ちを動かすようなプロモーションやクリエイティブの届け方にもっとこだわりたいと刺激を受けた。
10年前はとにかくこんなエンタメあるんだ!と感化されて、がむしゃらに仕事をするきっかけになった。
今回は全く別のベクトルで前回以上に大切なことをいくつも教えてもらって、たくさん考えるきっかけをくれた。
行きたい人は思い切っていってみるべきかも
「パーティ・ドラッグ・危険な島」
なんてものは日本人が勝手に作り上げた幻想だ。
綺麗な自然・ビーチ・街並み・美味しいご飯が揃ったバカンスを前提にしたリゾート地。
ドラッグなんて売人に声をかけられても無視すれば絶対に危険な目になんて合わないし、島の治安は相当いい。実際怖い思いは滞在中一度もしなかったし、スペイン語も英語も話せなくても1人で十分楽しめた。
「イビサ=怖い」みたいなイメージは捨てて、
ダンスミュージックが好きなら一度はイビサに行ってみたらいいと思う。
昔から変わらないものを守りながら、ビジネスとしてアップデートし続けるこの島の文化はきっとずっと続いていくんだろうなと改めて感じた。
3年後か5年後か10年後かわからないけど、また少し人間として成長して刺激をもらいにイビサを訪れたいと思う。