●誘惑をそっと。
誘惑。
誘い、惑わすこと。
ときにそれは、悪の道、茨の道。
そこに咲く花は美しく、心惹かれてしまう。
こちらにあるのは、種か蕾か。
名は、金票40番レース糸〈ボカシ〉10g色番12(オリムパス)
糸玉の状態でもう誘惑が。
ワインのような赤から、
心くすぐるピンクへのグラデーション。
玉から解かれた糸は、誘惑に従い、
少しずつ、大切に、思いを込めて、
編まれ結ばれ開花し始める。
こちら、三分咲きといったところ。
満開までには、もうしばらく時間を要しそう。
「美しい」と感じる心を強要してはならない。
しかし、今は誘惑に心まかせるのも心地良い。
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