人とのつながりの中で大切なこと
人とのつながり。
家族・交友関係・職場など、いろいろな形があると思いますが、2020年においてはそれはほぼオンラインが主な舞台になったと感じています。
その変容の中でみつけた大切なことを言葉にしてお届けします。
かわったこと
2020年12月現在、私の場合仕事はほぼテレワーク勤務、友人との交流は SNS や Zoom だけ、実家の両親とは長らく Amazon Echo Show 越しにしか会っていません。正月の帰省も Alexa がつなげてくれるでしょう。
そんな生活変容で何が起きたでしょうか。
・交流に「物理的な」距離感がなくなった。
・交流の機会が多くなった。
・1年前のSNS記事にいいね!をもらうなど時間の幅が広がった
いや待てよ。
こんなことインターネット黎明期から言われていたことです。特別いま起きたことじゃありません。加速しただけ。
オンラインが進化したのではない。
オフラインが退化したんだ。
だからオンラインのメリットをより強く感じられるようになったのでしょう。ではその結果どうなったのか?そこを深堀りしてみます。
肌で覚えている空気感
深掘りのために少し遠回りします。
先日、妻の友人が結婚を決め、ご両親へのご挨拶に広島まで行ったという話を聞きました。このご時世、結婚式は?東京から引っ越すのかな?気を遣うよな。などど考えていましたが、しょせん他人事ですし文字面だけの情報でしかありませんでした。
「その広島のご実家が、旅行で行ったあそこのすぐ近くなんだよ!」
その妻の言葉に、いままで文字面だけだった情報が一瞬で空気感を伴う自分事情報として感じられるようになりました。
家族で歩いた古い町並みや石畳。秋のキリっとした寒さ。空の色や人並木。全てがリアルに実感を伴ったのです。
オンラインには、オフラインでは得られない量の文字・音・画像など膨大な情報が満ち溢れています。でも肌で感じる空気感はありません。
オンラインがメインとなりこの空気感が欠落したんだ。
そこを強く意識しました。
ここにだってある
ではオンラインには肌感覚がないからオフラインに劣るのでしょうか?そこを考えるためにもう少し遠回りします。
私は圓窓代表・澤円さんが主宰するオンラインサロン(通称:澤サロン)に所属しています。この note 執筆もサロン内の分科会の活動です。
澤サロンでオンラインの集まりがあり、気心の知れた仲間が集合すると、あっという間に場の空気が生まれます。
通常、SNS や Zoom のウェビナーを見ていても画面越しの情報だけです。しかし同じ状況でも澤サロンの仲間がいると一瞬でその空気感が蘇り、自分事として受け取る情報に変わります。オンラインサロンと言うくらいあって、そこで知り合った人とはリアルでお会いしたことのない人の方が多いのに、ここにしかない特別な空気感があるのです。
これって何だろう?
と考えてみました。
キーワードは自分事です。
大切なこと
オフラインでの空気感は、その場に自分が実際に足を運び、能動的に動いて五感で体験していたから得られたのだと思います。
ではオンラインでの空気感はどう作られるのでしょうか?
私は澤サロン以外にも別のオンラインサロンに参加していますが、そちらではこの空気感は感じられません。その差はなんなのか?
それは自ら行動したかどうか。
だと考えています。
澤サロンでは私はとにかく自ら手をあげて行動しました。イベント幹事・運営、イベントページ作成、Peatix イベント開催、プレゼン発表、などなど。得手・不得手関係なしに「時間があればやる」スタンスで動いた結果、そこで培った交流の何もかもが自分事化されるようになったのです。
逆にもう一つのサロンは所属しているだけ。受け取るばかりで何も行動していません。そしてそこでの出来事は、やはり全く他人事として受け取ってしまいます。
澤サロンの空気感はまさにつながり。
これは私が自ら動いて私の中に作り上げたものです。
オフラインの体験が退化した今だからこそ、画面越しに受け身でいるのではなく、自ら行動し自分事化することが大切なんだと思い知りました。
これが本当の意味での「ひととのつながり」であり「ひととのつながりの中で見つけた大切なこと」だと私は考えています。
オンラインがメインの場となった2020年。私が身をもって学んだ、最も大切な生き方。2021年以降も、また自ら行動し自分事化されたつながりをもっともっと大切にしていきたいと思います。
澤サロンでの一幕。メンバーのご結婚をサプライズ祝賀!
(プライベートな場なのでぼかし失礼)
今なら定員枠が空いているみたいです。ご興味があれば覗いてみて下さい。