賞をもらったより嬉しいこと
もう先週のことですが、圓窓代表・澤円さん主催のオンラインサロン(通称:澤サロン)のオンライン・クリスマス会🎄で「アウトプット賞」を Ken Masuno さんとダブル受賞しお祝いしていただきました。(みなさん、ありがとう!)
思いがけず賞をいただき本当に嬉しかったのですが、その嬉しさを上回る大きな喜びがありましたので、そちらを言葉にしてお届けします。
アウトプット賞
澤サロンでは、イベントは主にメンバーが企画し、主催、運営も有志が立候補して進めることが多いです。今回も、発案者が実行委員を募り、短い準備期間にもかかわらず盛りだくさん、かつ素晴らしいクリスマス忘年会を開催してくださいました。実行委員のみなさん本当にありがとうございました。
その盛りだくさんの中で、1年間いろいろ活動したサロンメンバーをみんなで投票して称えよう!という、仲間の顔の見える楽しい企画がありました。「イベントなどで献身的に動いてくださる方」「いつも「いいね」をたくさんくれる方」等の賞の中で、冒頭に書いたように、私はアウトプット賞をいただく栄誉にあずかりました。
アウトプットと言っても、この note と Facebook くらいしかしていないので、当 note での活動を認めて下さってのことだと思います。
本当にありがとうございます。
投票者コメント
受賞前のエントリーされたメンバー発表の際に、投票してくださった方のコメントが一部添えられていたのですが、そのコメントを読んで胸が熱くなってしまいました。
「行き詰っていた時にりょうさんの note に確実に一回救われました。」
アウトプットをしている者にとって、こんなに嬉しい言葉は他にありません。私の発信が、たった一人でも心を動かすことができ、その方の人生の糧になれたのでしたらこれは望外の喜びです。
私はそのために note で発信を続けていて、大海に小石を投げ続けているのです。そのわずかな波紋が誰かに届いたと知れて本当に嬉しい気持ちになりました。
孤独なアウトプット
私の妻は小説家です。
数十冊も本を出版しており、そのジャンルでは読んだことは無くても名前を知らない人はいないレベル。「先生」と呼ばれ、他者からはキラキラと華やかに見えるようです。
しかし、昼夜を問わず文章を書き続け、編集と何時間も打ち合わせをするだけの毎日の繰り返しで「私の小説なんか読んでる人いるのかな?」と時々不安になるそうです。
読者に「面白かった」と思っていただけても、小説家という仕事柄その声を直接聞く機会はほとんどありません。SNSやECサイトでは心無いレビューや批判も多く、心を削るくらいなら見ない、とエゴサーチしない作家も多いそうです。
だから出版社から転送されてくる僅かな手書きの手紙を、ぼろぼろ大粒の涙を流しながら丁寧に読んでいます。やっと彼女の苦労が報われた瞬間です。
SNSやブログでは、どれだけ沢山フォロワーがいるか、どれだけ沢山ビューがあるか、どれだけBuzzったか、といったことばかりが注目されがちです。マーケティング視点では大変意味がありますが、コンテンツ視点では大切なのはそこではないと思います。
表現したいことがあるからアウトプットしているのです。
それを誰に届けられたか。
伝えたいことが伝わったか。
そのフィードバックをいただけるひととのつながりは本当に得難いものだと感じています。妻の例を身近で見ていることもあり、心の底からそう思っています。
ひととのつながりとアウトプット
他のオンラインサロンの事情はあまり知りませんが、澤サロンでは、色々とアウトプットしている人が沢山いらっしゃいますし、そのフィードバックも積極的に行われています。今回クリスマス会ではそのフィードバックを称える賞もありました。本当に意味のある賞ですよね。
「いいね」やコメントも立派なアウトプットだと気付かせてくれたのも澤サロンのメンバーです。ただそれだけで相手とコミュニケーションが生まれ、ひととのつながりが生まれ、コミュニティが楽しくなる、という訳です。
さらにそれだけでなく「いいね」やコメント、 note の場合「スキ」が、相手を励まし勇気づけることも多いと思っています。これは、無駄ではない、意味のあることだ、と感じさせてもらえる素晴らしいコミュニケーションです。そして思っている以上にその力は大きいと今回の受賞で感じることができました。
これからもひととのつながりを大切に、そしてこれからは私が誰かを励まし勇気づけられるようにしていきたいなぁと思っています。
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と、
嬉しかった、という感想だけでこんな長文書いてしまうほど嬉しかったです。ありがとうございました。