【まとめ】自転車にAirTagを取り付けるマウント解説
ロードバイクやクロスバイク、ピストバイクなど、高級な自転車は常に盗難の不安があります。
だからこそ、常に監視できるAirTagをとりつけるのは有効な選択肢です。
今回は、世の中にあるAirTagマウントを製作者目線で解説していきたいと思います。
この記事を読めば、自分がどのマウントを選べばよいのか分かります!
※紹介しているマウントはすべて使用したわけではありません.スペックなどを見てオススメとして紹介しているものもあります.
なぜこの解説をするの?
私自身もAirTagのためのマウント「TagBox」を製作しています。
そのため自分の利益を求めるなら他社製品を解説するメリットはないはず。
でも私が目標としているのは、自転車にAirTagを取り付ける人が増えること。
そのためには色んなタイプのマウントが増えて、それぞれに合ったマウントを選んでほしい。
だから、どのマウントを選べばよいのか解説したいというわけです。
ボトルゲージ取付型
バイクのボトルゲージ用の穴を利用して取り付けるタイプです。
一番はじめのころから普及しているタイプで、現在最も人気のタイプです。
しっかりと固定でき、六角レンチで簡単に取り外しができるなど大きな欠点のない装着方法です。
強いて言うなら、厚みがでるため少し存在感があります、特に黒色以外のフレームはそれが強くなります。
また、次のタイプの自転車は気を付けるポイントがあります。
スローピングの小さなフレーム:2つボトルゲージを付ける際にボトルゲ ージ同士が干渉しやすいかもしれません
ピストバイク:ボトルゲージがない場合があります
電動バイク:ダウンチューブ内のバッテリーに干渉する可能性があります
向いている人
・販売実績の多いモノを買いたい
・取り外しのしやすいものが欲しい
向いていない人
・目立たないものが欲しいが、黒色以外のフレームを使っている
・ボトルゲージ穴がない人(ピストバイクに多い)
・小さなサイズのスローピングフレームを使っている人(女性用フレームに多い)
・電動バイクに乗っている人
サドルレール型
バイクのサドルレールに取り付けるタイプです。自分の製作している「TagBox」もここに入ります。
サドルに隠れるため他のマウントに比べて目立ちにくいのが大きなメリットです。
また、フレームの色や形状にとらわれず目立ちづらく装着できることも良い点です。
一方で、上記で紹介しているマウントは結束バンドで取り付けるタイプです。そのためマウントを外したり付けたりする際には、新しい結束バンドが必要になる点は面倒です。
とは言っても、装着したままでもAirTagは交換できるので、多くの方々には取り外す機会が少ないのではと思っています。
また、ママチャリなどに多いバネ付きのサドルなど特殊形状のものには装着できない可能性があります。また競輪用のサドルレールの幅が狭いものにも装着できません
向いている人
・目立たないマウントが欲しい
向いていない人
・1gでも重心を下げたい人
・マウントごと取り外す機会の多い人
シートポスト型
他のマウントも取付は簡単ですが、これは取付が最も簡単ではないでしょうか。
表に出ているため、目立ちやすいという欠点はあります。
しかし、それ以上に「なぜ結束バンドをブルーにした?」という疑問が個人的にあります。気になる方は別途ブラックの結束バンドを用意しましょう。
また装着したままAirTagを取り外すことはできますが、マウントごと交換するためには結束バンドを切る必要があります。
そのため、マウントごと取り外す機会の多い人には不向きだと思います
また、日本ではまだ流通していないですが、海外にはこのようなバリエーションもあります。時間と手間はかかりますが、気になるかたはチェックを!
向いている人
・とにかく簡単に取り付けしたい人
向いていない人
・目立たないマウントを求めている
・マウントごと取り外す機会の多い人
万能シール型
両面テープでフレームやパーツに貼り付ける方法です。
正直、これに関しては分からないです。両面テープにどれほど信頼性があるのか知らないこと、使っている人たちがすくないことから、明確な解説は私はできません。
推測ですが、自転車は高温、耐水、振動、薬品と結構過酷な環境なので、かなり強い両面テープが必要になるはず。ということは取り外すときは、相当苦労しそうだなと思います。
そのため、一回取り付けたら剥がさないという覚悟が必要だと思います。
その一方で、あらゆる場所に装着することができることができます。泥棒にAirTagの位置がばれづらいメリットがあります。
これは他のマウントにはない大きなメリットで、これだけで使う価値があるのかなとは思います。
もし海外から輸入するのが面倒であれば、シリコンケースと両面テープを買って取り付ける方法もあるかもしれません。(以下は例であり、取れないという保証はしません)
自分なら、ケイデンスセンサーのようにクランク裏に取り付けるかな。
向いている人
・だれにも見つからない位置にAirTagを取り付けたい人
向いていない人
・マウントを取り外すかもしれない人
スペシャライズドのサドル専用型
SPECIALIZEDのサドルにある「SWAT テクノロジー」を利用したマウントです。
かなりきれいに納まりそうですし、ネジでしっかりと固定できるため落ちることもなさそうです。
両面テープ型にはステルス性では負けるかもしれませんが、その他の点ではどのマウントにも負けない性能をもつのではないでしょうか。
個人的にはSPECIALIZEDユーザーの方々には、最高の選択肢だと思います。
ただし他のライトやボトルゲージを使用する場合は、干渉する可能性もあるので注意です。
向いている人
・SPECIALIZEDのサドルユーザー
向いていない人
・SWATマウントにすでに何かを付けている人は干渉するかもしれない
・重心を1gでも下げたい人
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
この記事に関して2点注意があるのでよろしくお願いします。
・ここで紹介したマウントを全て実際に試しているわけではありません。それぞれの商品スペックを保証することはできないです
・私自身が、サドルレール型のマウント「TagBox」を製作している者のため、バイアスが入っているかもしれないです