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大学に7年通った僕が初めて「留年したい」と思った大学(起業家塾)の話

久しぶりのnote更新です!

大学を3回留年して7年通っていた僕は今年、MAKERS UNIVERSITYという名の大学(大学と言っても学校法人ではなくNPO法人ETIC.さんの運営する起業家塾です)に入学しました。

(ちなみに留年してると「大学をサボってたんだな」と思われがちなのですが、僕はちゃんと通学して授業も受けて試験もきっちり受けて落ちてました。救いがないやつです。笑)

なぜMAKERSに入ったのか?と言われると理由はいろいろあるんですが、一番大きかったのは「情報の上流に行きたかったから」


僕は4年前から「ぎふマーブルタウン」という、小学生が仮想都市の運営発展を通して主体性・協調性・創造性を身に付ける事業をやっていました。

ぎふマーブルタウン2018新年原本-2

昨年度には経済産業省からも表彰をいただき、今では多いときで1日(5時間)790名もの小学生が参加する大規模なイベントになっています。

そもそも「なぜやっているか?」というと、日本の子ども・若者は諸外国でもっとも将来に希望を持てず、失敗を恐れて挑戦できないということを知ってしまったから。

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要因はいろいろあると思うんですが、確かに僕も年齢を重ねるごとに「真綿で首を締められているような息苦しさ」というか、閉塞感みたいなものは感じていました。


それが社会のことを全く知らないことから来る将来への漠然とした不安なのか、「偏差値のいい高校へ行って有名な大学へ行って大企業へ行く」という1本道のレールしか示されないことへの違和感なのか、偏差値という1つのモノサシでしか人の価値が測られないことへの抵抗感なのか、多くの大人がやりたいことや好きなことや夢を聞いてくる割には「お金にならない」「一握りしか食べていけない」と否定してくることへの諦めなのかは、分かりません。


やりたいことや好きなことを諦めても、大企業に入れば幸せになれるのか?

いっぱい勉強して偏差値を上げれば楽しい人生を送れるのか?

お金にならない夢は掲げちゃいけないのか?

一握りしか食べていけない目標を追いかけてはいけないのか?


僕はただただ純粋にシンプルに、

「自分の心に正直に生きたい」っていう簡単なはずのことが、なんでこんなにも大変なんだろう?

と思うんです。


せっかくこの世に生まれた命。

1回きりしかない自分の人生。

100年あると確約されたわけでもない、明日には死ぬかもしれない。


お金を稼ぎたくて生まれたわけじゃないんですよ。


僕はモノづくりが好きです。

いろんな人々の生活を便利にしたり楽しませる技術やアイデアにワクワクします。

今の僕はそれ以上に、子どもが好きです。

固定観念に縛られない柔軟な発想を持っていて、目を見張るスピードで成長していく子どもたちが生み出すものを見る度に、激しくワクワクします。

一番好きなのは彼らの笑顔です。

「これ見て!」って得意気に見せてくれる彼らの笑顔が、この先もずっと続いてほしいんです。

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願わくば。僕が死ぬまでにはなんとか実現したいです。


彼らが自由にはばたいていける社会を。

自分の心の赴くままに人生を生き抜ける社会を。


それさえ実現できればきっと、子どもも大人もみんなもっと生きたいように生きられると思うんです。


でも、どうすればいいのかサッパリ分からんわけです。

そもそも僕自身もまだ自分が生きたいように生きられていないのに、それを再現性ある形で社会に実装するなんてできない。

(ビジョンのために子どもが自分の意志だけで来れるよう「ぎふマーブルタウン」は参加者からお金を取らない形で運営していて、それは今後も貫きたい。でもお金がないと生きていけないというジレンマに挟まれ中です。)


そんなときに出会ったのがMAKERS UNIVERSITY

ここで出会える講師(メンター)の方々は、おそらくこの日本でトップクラスに「自分の心に正直に生き抜けている方々」だと思っています。


そんな人たちに少しでも近付きたい。

僕は昔、NPO法人G-netさんのホンキ系インターンシップという「経営者と二人三脚で新規事業に挑むインターン」に参画した中で出会った経営者の方から言われて、今でも心に残っている言葉があります。

それが「情報の上流へ行く」ということ。

欲しい未来を少しでも早く手繰り寄せたいなら、当然それを実践している人たちのところへ行くのが近道です。


MAKERSに入ってみて、まず驚いたのが塾生たちのバラエティの豊かさ。

僕と同じように教育をより良くしたいと思う学生もいれば、ゴミ捨て問題を解決したい学生、メンズコスメを売っている学生、シニアの採用支援をしている学生、18禁SNSを作った学生や、葬式をアップデートしようとしている学生。脳波を解析して集中力を上げるデバイス開発している学生、ラクロスの選手やお医者さんの卵に元体操選手の俳優さん。。。

挙げればキリがありません。

周囲からもおそらく「すごいね」「すごいじゃん」と言われている彼らだっていろいろなところでたくさん迷ったりつまづいたり、それでも自分の実現したい世界はなんだと自分に問いかけながら、それをなんとか形にしようと踏ん張っている。

そんな同年代の仲間に出会える場は、東海の外へと足をのばさなければきっと出会えないままでした。


少しでもチャンスを逃したくない僕はできる限り多くの公開メンタリングに申し込んで、任意参加のクロコムや宮城保健室(MAKERSを運営するNPO法人ETIC.代表の宮城さんへの相談会。)も全部に参加していました。

そこで出会う経営者の方々はみんな、イチ学生の言葉に対して否定から入らず応援してくださって、「君ならできるよ」と励ますだけではなく「自分だったらこうする」と貴重な時間を割いて具体的なアドバイスもいろいろくださったり。


僕は水野ゼミに所属していて、水野さんに毎月メンタリングをしていただいておりました。

水野さんは世界2位のプログラミング教室でディズニーのプログラミング教材「テクノロジア魔法学校」を手がけるライフイズテック株式会社の社長さんです。

ゼミ内では各自をあだ名で呼んでいて、水野さんのことは「みっちーさん」と呼んでいます。


みっちーさんは「挑戦してること自体が素晴らしい!」と成果が出ても出なくても肯定し、成果が出ると「めっちゃいいじゃん!」と褒めてくださる方です。

基本は肯定しつつも事業に対していろいろ具体的なアドバイスもいただきつつ、でもダメと思うことにはハッキリ「それはやめた方がいいと俺は思う」と理由も含めて言ってくださるところがとても印象的でした。

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めちゃめちゃにご多用な方なのですが、勇気を出して対談ライブ配信をお願いしたら「いいよ」と即答してくださるほど懐の深い方でもあります。

11月9日20時からやりますので、ぜひ聞きにきてくださいね!\(^o^)/
▶︎チケットページこちら(参加無料です)

水野さん対談ライブ配信.001


新型コロナの影響もあって事業が軌道に乗るのはまだまだこれからという感じですが、それでも「何すればいいか分からん」という状態から、「これやってみたい!」と思えるタネをいくつも見つけることができたのはこのMAKERSのおかげです。


芽が出るように、めいっぱい楽しみながら頑張ります!!!


いま育てているタネのうちの1つがGeek養成塾(金融教育クラス)

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クロコムというファイナンス領域のゼミで生まれた構想で、現在1期生を絶賛募集中です!\(^o^)/

▶︎詳細はこちら

11月8日に行われるMAKERSのDEMODAYというイベントで登壇し、この構想についてもお話させていただきました!

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(※ちなみにこの短期間の間で微妙にピボットしたのでタイトルと中身が微妙に噛み合ってないのはご了承ください。笑)


(余談)「この領域をやっていきたいんです!」と言うMAKERS生より黒越さんの知識量が圧倒的すぎるという場面がもはやクロコムの風物詩なんですが、なんと黒越さんはクロコム生全員のやりたい事業領域のことをまとまった時間を作ってそれぞれ勉強しているらしくて、黒越さんのMAKERS愛・クロコム愛は半端じゃないです!


そして10月19日から実施しているのがマンスリーファンディング

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子どもたちの未来を育てたい! #Nancy育て隊

500人の仲間たちと、子どもも大人も楽しい面白い世の中を作りたい!\(^o^)/

そんな主旨で始めたマンスリーサポーターの募集キャンペーンです!

実はこれをやろうと思ったキッカケは、事業メンタリングもしていただいてファンになった佐俣アンリさんの書籍。

アンリさんは国内最大のシードファンド(300億円)を運営する若手NO.1ベンチャーキャピタリストさんです。今年「僕は『君』の熱に投資しよう」という書籍を出版されました。


その書籍に「規模を100倍に」と書かれていて、ハッとしたんです。

僕がやっている「ぎふマーブルタウン」では参加者が年々増えていて、昨年度は1年でおよそ2,000名の小学生が参加してくれています。

「全国へ広げるのは岐阜でノウハウを溜めてから」と思っていたのですが、僕たちの「ぎふマーブルタウン」のような場を求めている子どもは全国に何万人、何十万人といるはず。

その子たちにより早く届けるためにはどうしたらいいか?を考えて始めたのが先述のマンスリーファンディング。


実は水野ゼミのみっちーさんとのゼミ面接で「他地域に展開しないの?」という話になったとき、「『ぎふマーブルタウン』をやりたいクラファンを各地でやって、集まったところでやればいいんじゃない?」というアドバイスをいただいていて、コミュニティの形からだとよりやりやすいかも?と感じたことも今回Nancy育て隊の募集を始めた動機の1つでした。

なんと岐阜や愛知だけでなく、岩手や青森、新潟や秋田、静岡や三重、大阪、東京に神奈川、千葉や埼玉、福岡と様々な地域からご参加いただいてます!!

興味ある方はぜひご覧いただけますと嬉しいです!&ご支援いただけますと嬉しいです!!!

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そして最後に、ハチドリ電力

Nancyハチドリ電力さん.001

こちらは僕たちが主でやっている事業ではなく、「社会問題の解決に繋がるビジネスしかやらない」ことで有名な株式会社ボーダレスジャパンさんの枠組みに、中部地方で初めて連携できることになりました!

概要としては

・家や会社の電気を自然エネルギー100%の電気供給に切り替えできる取り組み。
(原発が止まったため現在の電気は80%が火力発電。それを自然エネルギーに変えることで環境問題の対策になります!)

・電気料金が自然エネルギー基金と社会活動に1%ずつ寄付されます!この寄付先の1つにNancyが入った形です!

・電気料金は安くなることが多いそうです!(Webサイトで料金シミュレーション可)

・大手の送配電網をそのまま使うので停電しやすくなったりということもないとのこと!

・簡単3ステップ5分で切り替え可能で、元の電力会社さんへの連絡も不要だそうです!
(逆に「ハチドリ電力から別へ切り替えたい」となったときもハチドリ電力への連絡は不要)


こちらMAKERSが直接絡んでいるわけではないのですが、株式会社ボーダレスジャパンさんのことをMAKERS繋がりで知って、そこからハチドリ電力さんを知りました。

なのでMAKERSに入ってなかったら今ごろこんな機会にも繋がってなかったなぁと、自分が今までいかに狭い世界しか見れていなかったのかを痛感するばかりです。笑


環境問題の解決に貢献したい!

負担の少ない形でNancyを応援したい!


そんな方はぜひ、ハチドリ電力へ切り替えてNancyを支援いただけますと嬉しいです!!\(^o^)/

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他にも、現時点では上げられないことまでMAKERSやMAKERSで出会えた繋がりから本当に多くのチャンスをいただきました。

そしてそれぞれ領域は違えど何かに向かってまっすぐ挑戦している同世代の存在には自分の予想以上に勇気づけられますし、これからそれぞれがパワーアップして肩を並べて地域や日本を引っ張っていくのが楽しみです!


数え切れない程たくさんの道に繋がったMAKERS UNIVERSITY。

本当に感謝してもしきれないぐらい恩を感じています!

正直「来年以降もここで学びたい!!留年したい!!」と思ってます笑

(そしていつかは自分も、メンターをお願いされるぐらいの人になりたい!!)

それぐらい魅力に溢れる学び舎の募集が今月19日まで!興味ある学生さんはぜひチェックしてみてくださいね!ฅ^•ω•^ฅ

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そしてこのMAKERSのOBOG生も含めた総勢90名のピッチが見れるイベント「DEMODAY」が3日後に迫っています!

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例年は東京での開催なので地方勢は参加しづらいのですが、今年は(もしかしたら最初で最後かもしれない)オンライン開催!

ちなみにMAKERS関連のイベントって基本は参加対象が学生のみなのですが、DEMODAYは社会人や中学生などでも参加可能!

ぜひ、ご興味ある方は見に来てくださいね!\(^o^)/

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以上!めちゃめちゃにMAKERSの思い出と感謝と気合いを入れて書いたら5,358字という文量になりました。w

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