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語彙を増やす意味
語彙力がある人、ボキャブラリが豊富な人ってカッコいい。
いろんな言葉をつかえた方が便利だし、賢くみえるし。
そんな感じで子供の頃とかは英語の授業でその日に習った単語をめちゃくちゃ使ってみたり(Pardon?とか)、大学生の頃とか社会人成りたての時はカタカナの言葉を使ってみたり(笑)
たしかにそれも「語彙が増えている」という点では変わりはないんだけど、「ちょっと意味が違ってたな(笑)」って最近気づいた。
「語彙が増える」っていうことは、
”難しい言葉”をたくさん知ってることじゃなくて、いかに”簡単な言葉”で相手に伝えることができるかだってことに。
そもそも考えてみたい。
なんで言葉があるのか、ということを。
やっぱり一番の目的って「コミュニケーション」だと思っている。
互いが持つ態度や素振りだけで察して、では限界があるから、その間に入るものとして”言葉”が存在し、形にならない感情を言葉という「形」にして伝えている。
ちょっと難しく表現してしまったが、
簡単に言ってしまうと「伝わらなければ言葉の意味がない」のだ。
そう考えると、
「自分しか知らない難しい言葉」は置物にすぎずあまり役に立たない。
1個の超難しい単語を知っているよりも、1つの物事や感情を10個20個の別の言葉で表現できた方がよっぽどいい。
野球好きの人に将棋で例え話をしても伝わらないのと一緒で、野球好きの人には野球を使った例え話、将棋好きの人には将棋を使った例え話の方が絶対伝わる。
郷に入っては郷に従え、的な。
適材適所、的な。
(使い方合ってる?)
だからコミュニケーションが上手な人って例え話が上手い人なんだと思う。
その状況を知らない人でも、イメージできるような言葉選びができるから。
じゃあどうすれば語彙をつけられるか。
身につけた語彙で上手くコミュニケーションがとれるか。
①経験②相手を知る、の2つかなと分析している。
①経験について。
やっぱり言葉って知ってるだけじゃだめで。
使うタイミングだったり使い方ってある。
それを身につけるのはもう経験しかない。
いろんな現場に足を運んだり、いろんな体験をしたり、
そうやって自ら一次情報を掴みに行くとか。
あとは実際に言葉として使ってみて周りの反応をうかがうのも経験の1つ。
②相手を知るについて。
いくら言葉を知っていても、伝えたい相手に届かない言葉選びだったらそれは伝えていないのと一緒。
じゃあ相手に届く言葉選びは何かって言うと、
それはやっぱり相手のことを知らなきゃいけない。
相手が何が好きで、どういった経験をしているのか。
逆に何が嫌いなのかなどなど。
それらを知ることできっと言葉選びも変わってくる。
語彙を増やしたい。
それは物知りになるためじゃない。
もっともっといろんな人と円滑にコミュニケーションをとっていくためだ。
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