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自分との距離感

家族、友達、上司、部下、先輩、後輩。
人と関わるというのは難しいことも多い。

そりゃそうだ。
生まれも育ちも違う人間が全く同じなんてことはない。
その中でお互い歩み寄りながら、いい関係を築いていく。

そんな中で最近思うことがある。

「いや、これ、自分との距離感も難しいぞ」

と。


小さい頃の自分は、自分と向き合うことから逃げていた。
逃げていた、というか目の前の忙しさや求められていることばかりに集中して、自分はどうなのか、というのを少し後回しにしていた。

それはそれで充実していたけど、自分の考えってあんまりなかった。

それじゃいけない。
もっと自分の声に耳を傾けないと。

ということで、大学時代からnoteを始め、自分と向き合いだした。

すると段々自分の心の中の反応が見えてくるようになった。
声が聞こえるようになってきた。


ここでまた難しさが生じる。

「声を聴きすぎると、自分がしんどくなってくるな」

自分と向き合いすぎると、心の声を聴きすぎると、どんどんどんどん壺にハマっていく。

前向きな考えならいいけど、後ろ向きな考えだとそれもどんどん入り込んでいって、気持ちもどんどん後ろ向きに。

これは「そんなネガティブな声は聴かないようにしなさい」というわけではない。聴かないようにすると、結果的にしんどくなるのは自分だ。まずもってそういう声が聴こえるようになったのは、その状況に疑問を持てるようになったのは1つの大きな成長。

そのうえで、どこかで距離も置かないといけない。

考えすぎても解決されないものってある。
楽観的な自分も心の中で飼ってあげることで、いい距離感を保つことができる。

そのために必要なことって何か。

「人と関わること」なんじゃないかって思う。


そもそも自分と向き合える人は、自分との会話を永遠に続けられる。
でもそれってどんどん自分の考えに染まっていく。

そこに一石を投じられるのが、自分以外の人の考え。

1人の時間をつくりつつも、本当にしんどい時こそ独りにならない。
それが自分との距離感を保つ秘訣なように思う。

これは永遠のテーマだ。

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塩浦良太
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