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たかが「一」、されど「一」。
1月1日に新年の目標記事を書いた。
「今年は『壊』の1年にします!」
と宣言した。詳しくは記事を見ていただいて。
そんな宣言をしておきながらなんなのだが、欲張りな私はその一文字で満足しない。目標は多くあった方がいいということで。
その一文字が「一」というわけだ。
凡事徹底。
当たり前なことを当たり前のようにやる。
中学校の野球部の顧問の先生がその言葉を口酸っぱく言っており、それは今でも自分のモットーの1つになっている。それと同じように「現状維持は衰退」ということも言われてきていた。
当たり前を現状維持させない。それはつまり「当たり前の質を上げていく」ということになる。
じゃあ「当たり前の質を上げる」ってなんなん?となってくると思う。
そこでキーワードになってくるのが「一」だと考える。
実は世の中、「一〇〇」という言葉が意外と多い。
一手間、一踏ん張り、一言、一ひねり、一歩、一番などなど。
やらなくていいことかもしれないけど、やったらより良くなるもの。
やらなくても大差はないかもしれないけど、継続することで大きな差が生まれるもの。
それが「一〇〇」だと思っている。
今の時代、ネット環境が発達してすぐに答えが出る時代になった。
今の時代、技術が発達して安くても質の高いものを受け取れる時代になった。
誰がやっても同じ。
それは便利だし、楽だし、嬉しい。ただその一方で差別化が難しかったり、「らしさ」の創出が難しかったりする。
同じであるからこそ、人であったりそのものの持つストーリーで選ばれる可能性が高いのに、そこに一番肝心な「らしさ」だったりストーリーが生み出されないともったいない。
その「らしさ」を生み出すのが「一」だと考える。
その一手間があったから「このサービスをリピートしよう」、と思うかもしれない。
その一言があったから「またこの人に相談しよう」、と思うかもしれない。
その一踏ん張りがあったから失敗が成功につながったかもしれない。
長い尺で考えたらその「一」はほんの些細なものかもしれない。だけど結局は細部にまでこだわれる人がいろんなものを掴み取ることが出来ると思っている。
だから私はこだわっていきたい。
周りの人から見れば、
「なんでそんなことにこだわってるの?」
と思われるかもしれないくらいの些細な「一」に。
「壊」はどちらかというと大胆な目標だ。
今までの自分からさらに新しくアップデートするために目指すもの。
一方で「一」はどちからというとより洗練された目標だ。
「壊」の記事でも書いた、今既に自分の中にある”核”となる部分をより綺麗に磨いていく感覚といっても過言ではない。
「壊」と「一」。
そのどちらの目標も達成したとき、塩浦良太がどんな姿になっているか、今からすごく楽しみだ。
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