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行き詰ったときこそ「はなす」

人の行動の源泉はそれぞれだ。

大きな夢や目標があるだとか、ぶらしたくない軸・目的があるだとか、自分の中にあるモチベーション、頑張る理由ってきっとそれぞれにある。

その想いが熱く燃えている時って、きっと周囲の雑音が耳に入らない。
多少の恐怖は心地良いとさえ思える。

だけどその想いにぶれが生じてきた時、急に体が重くなる。急に足が重くなる。行き詰る。息詰まる



そんな時、大事にしたいのが「はなす」だと思っていて。

あえて「」つきの「はなす」にしたのは訳がある。
そこには三つの理由があるから。

自分との距離を置く意味での「離す」

1つ目の「はなす」。それは離す。

自分との距離を置く。行き詰ってしまうと「なんで?」「どうすればいいんだ」そうやって自分をどんどん追い詰めてしまう。悪い意味でどんどんと自分の世界に入ってしまう。

よくスポーツの世界でも聞いたことがある。

「調子が悪いときはあえて離れる」

悪い状態をそのまま継続して良くなる場合もあるが、むしろ形が気持ちがくずれていくことだってある。それだったら一度離れてしまった方がいい。

そして「自分を客観的に見る」という意味でも離れることは重要だ。例えばこうやって文字にすることで、自分の想いを目に見える形でアウトプットすることで客観的に見ることが出来るそれだけでも少し楽になる。


自由になる意味での「放す」

2つ目の「はなす」。それは放す

いっそのこと自分を解放してあげる。自由にしてあげる

何か動けない理由に縛られていないか。何かに固執していないか。もしかしたらそれは必要な固執かもしれない。でもそれで動けないなら元も子もない。

だからいっそ一回全部捨てる。一回自由になって、またそこから必要な素材を集めていく。そして新鮮な気持ちで臨む。そうすることできっと体も気持ちも少しは軽くなると思っている。

一回捨てても「やっぱり必要!」となるのが本当に必要なもの。選択と集中の意味合いもある。


思いをさらけ出す意味での「話す」

最後3つ目の「はなす」。それは話す

行き詰った時こそ誰かと話すのが一番だ。だって自分の考えの限界で行き詰っているのだから。自分だけで解決できるならとっくのとうに解決してる。

それに自分らしさ、あなたらしさみたいな「○○らしさ」って人との対話によって生まれるものだと思っている。自分にとっては当たり前になっていることでも、人と話すことでそれが自分特有の強みだと気づく。そしてそれが自分らしさだと気づく。

それは人と話さないと気づけない。

そして自分の弱さを出すことで、今度何かあったとき恐らく相手も自分に弱さを出してくれる。そうやってお互い助け合いながら高め合っていく。

話すことにはそんな効果があると思っている。


すべてが順風満帆ならいいけれど、悲しいかなそんな上手くいくこともない。でも上手くいかない時こそチャンスだと思っていて。上手くいかない場面に直面した時、ただその時間を過ごすのか、自分で打開策を見つけるのか、その差はすごい大きい。

打開策として自分が意識したいのが3つの「はなす」だ。

行き詰った時こそ人は1人になりたがる。自分を見つめなおそうとする。より自分の世界に入り込む。でもそれはよりドツボにはまっていく。

離す・放す・話す。

息苦しいときこそ一人にならない。それが解決の近道なのかもしれない。

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塩浦良太
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