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「あの頃に戻りたいか?」

最近結構真面目な記事が多いので、今回は多少ゆったりと書いていきたい。

テーマは「あの頃に戻りたいか?」

年を重ねた後に同級生にあったり、いろいろな大人と会話している中で登場してくるフレーズってある。

その一つが、

「あぁ~、小学生の頃に戻りてぇー」
「高校時代の部活に戻りてぇー」

だと思う。


恐らくそれって充実していたから、とか楽しかったからとかそういう理由。

こういった感情は誰かとの会話の中だけでなく、一人でいてもふとその感情に陥る。


例えば私にとっては、高校野球を見ているとき

甲子園もそうなのだがそれ以上に地方の県大会の試合をスタンドで見ているとき。

1球1球に対して全力プレーで取り組んでいる姿勢や最後のアウトまで何が起こるかわからない展開、緊張感、そんな選手たちをスタンドから一生懸命応援している人たちの声援。

そういった一つ一つが、自分が高校野球をしていたころを思い出させ、ゾクゾクする。

「あぁ~、あの頃に戻りてぇー」

だけど一瞬で冷静さを取り戻す。

「あ、やっぱいいや」

それはその試合に挑むまでの壮絶な練習を思い出すから。

炎天下の中の守備練習、暗くなってからのサーキットトレーニング、タイヤ押し、ポール間走、冬場のランニングメニュー、挙句の果てには自分たちの学校独自の「クリスマスマラソン」。

あの当時を思い出すと、しんどくてしんどくて、でも勝つためには必要で。

そういった葛藤の狭間の中で、自分自身を追い込み、なおかつチーム力を向上させていた。それはもちろん「甲子園」という大きな目標があったから。


あの壮絶な練習を思い出すと、必然的に「やっぱり戻らなくていいや」という感情になってしまう。

強いて言うならば、

「大会の期間にだけ戻りたい」

都合のいい人間だ。

ここでは、高校野球を例に挙げたが私は基本自分の人生のどの時間軸に関しても同じ感情である。

別に戻らなくてはいいかな、と。

もちろん「こっちの選択をとっていたらどうだったんだろう?」とか「もう一回あの経験をしたいな」とかそういう感情はある。

確かにあの頃は楽しかった、とかそういうのは過去にたくさんあるのかもしれない。でもそれと同様にテストだったり、受験だったり、部活だったり、他にも諸々しんどかったことはたくさんある。

自分がとった選択も、成功も、失敗も、楽しかったことも、辛かったこともその一つ一つがあって今の自分がある。そう思っている。

過去に戻ったとしてまた同じような人生を歩めるとは限らない。

今の人生が楽しいから、幸せだからそれでいいかな、って。


だけど時間が経って振り返ると、

「あぁあの時、もっと頑張れたな」
「もっとチャレンジできたな」

そういった反省はある。

それこそ高校野球だって、当時は「もう限界だー」と思うくらい自分を追い込んでいたつもりだったけど、もっと出来たんじゃないか、まだやれることはあったんじゃないか、そう思うことはしばしば。

だからそれを今につなげる。

まだ出来るんじゃないか。
もっとやれることがあるんじゃないか。


そして、せっかくだったら未来の自分が戻りたくて戻りたくてしょうがなくなるような過去を、今からつくっていきたい


全然ゆったりの記事ではなくなってしまった。。。(笑)



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塩浦良太
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