見出し画像

変わっていくもの、変わらないもの

絶賛実家帰省から今の家に戻っている中。

3泊4日の帰省。まさかこんなにゆっくりできるとは思わなかった。
約2年ぶりの地元。町の景色はちょっと変わっていた。

さすがの積雪

昔あったミスドがなくなり、昔なかったスタバができたり。
昔家が建っていたところが、すっかり空き地になっていたり。

都会か田舎かというと、断然田舎だから駅前がシャッター商店街になっている光景にもちょっと寂しさを覚える。

でも通ってた小学校や中学校、高校の前を通るとそこは何も変わってなくて。どこか懐かしさを感じた。

昨日1月1日。
実家の方で、同じ地区に住んでいる小学校、中学校の同級生と会った。
言わばそれは「幼なじみ」のようなものだ。


小さい頃の同じ地区の仲間ってもう全員友達、いや家族みたいなものだ。集団登校、集団下校いつも一緒。同じ地区の同級生は男女合わせて10人くらいいたんだけど、全員のうちに行ったことがあるし、全員がうちに遊びに来たことがある。それくらい家族のような関係だった。

だけど不思議なもので、高校からみんなバラバラになって急に距離感が生まれた。自然と会う回数が減って、連絡をとる回数が減って。別に仲が悪くなったとかいうわけではない。でもきっと小中の仲ってそれくらいが当たり前なのかもしれない。だから成人式で会ったときはなんか不思議な感じがした。

そんな中でも数人は今でも連絡をとったりする。大学4年生の時、卒業旅行で6人くらいで旅行に行った。数年も会ってなかったはずなのに、変な距離感も生まれず一瞬にして小学生の頃を思い出すあの関係性。言語化が難しいけど最高。

そこからみんなそれぞれに就職をしていってさらに距離が生まれた。集まる機会は減っていった。

地元に残っている人はみんなで集まることもあるらしい。
関東近郊に就職した人はそのみんなで集まることがあるらしい。

私はというと石川県。
そう、誰もいない。立地的にもすぐには駆け付けられない中途半端な場所。

そういえば先日もみんなでディズニーランドに行く計画が予定されていた。行く日は平日。有休等を駆使して行きたかったが、結局自分だけ予定が合わず。。皆が楽しそうに遊んでいる様子を、画像で指を咥えて見ていた。

画像から見てもわかる。

「みんな大人になったけど、笑顔の感じ変わってないなぁ」

勝手に浸ってた。

そんなこんなでこの正月。1人の幼なじみと2年ぶりに再会したというわけだ。お互い就職してからは初。ちょっと緊張するかな、って思ってた。めちゃくちゃ大人になってたらどうしよう、って。


そんな心配は杞憂だった。

歩けば400mくらいの距離の位置関係にある家だけど、雨が降ってたから車で迎えに来てくれたその子。車に乗った瞬間感じた。

「なんも変わってないな(笑)」

向こうがどう感じたかはわからない。でもきっと同じ風に感じただろう。一瞬にして小学校中学校の頃に時間を共にした空気感に戻る。それだけでなんだかすごく安心する。

だけど会話の内容は大人になってた。
仕事の話、結婚の話、将来の話等々。

長い時間を一緒に過ごしてきた10年以上も前には想像もつかないテーマだ。

「ちゃんと大人になってるんだなぁ」

同級生のお前が何を偉そうに、という感じだが勝手に嬉しくなっていた。変わっていく部分は変わっていきながらも、変わらない部分もちゃんとある。だからきっと安心するし、成長したな、と感じるんだと思う。

人間って時間が経てばいやでも成長するし、変化すると思ってる。
体も考え方も周りの環境も。

そうやって変わっていくものがあれば、いくら時間が経っても変わらないものもあって。今後変えていくべきものもあれば、絶対に変えちゃいけないものもある

同級生との再会にふとそんなことを感じた。

自分の「変えていくべき」部分ってどこなんだろう。
自分の「変えちゃいけない」部分ってどこなんだろう。

今一度そんなことを考えてみたい。

いいなと思ったら応援しよう!

塩浦良太
今後の記事の質向上のための資金として使わせていただきます!