「頑張る」場所は、選んでもいいと思う

自分という人間はどちからというと、
「来るもの拒まず、去るもの追わず」だと思っている。

子どもの頃は別れが寂しかった。
でもなんかいろんな別れを経験した。

誰もが通るであろう別れから、普通の人は通らないであろう別れまで。
そこから「別れ」に対して、自分ではどうしようもできないことだと知ったし、それは自分のエゴなんだということも知った。

別の見方をすればそれは「冷たい」と捉えられてもおかしくない。
引き留めるとかいろんな手段があるから。

でも「そんなことは出来ないな」と思う自分がずっといる。誰かの決めたことを、止めることなんて自分には出来ないと。かわいくないけどね。

あなたにとって「頑張る」とは何なのだろうか。

ものすごく難しい質問だ。
自分でも答えるのが難しい。
本当に多くの人が使う言葉でありながら、実に抽象的な言葉「頑張る」。

人は時に他人の「頑張り」を評価することがある。
いくら自分では頑張っていると思っていても、人の目から見て「頑張っていない」と評価をされればあなたは頑張っていないことになる。

それくらい定義が不確かで、モノサシは自分以外の人が持っているもの。

確かにいついかなる時でも他人が求める「頑張る」を満たせる動きを出来るに越したことはない。でも人間合う／合わないあるし、向き／不向きはあるし、好き／嫌いはある。頑張りたくても頑張れない時もある。

私が思うに、
頑張る場所って自分で選んでもいいと思うんだ。

いついかなる時も、「頑張れないー」って時も無理やり頑張るくらいなら、そこの場所から逃げ出して自分が頑張れる場所へ行くのも1つの立派な道なんじゃないかって。

そこで我慢することなんて自分がかわいそうだし、周りも特はしない。だったら逃げたっていいと。

でも一方で、そこに「居る」と決めたら決めたうちはそこで「頑張れ」という話だ。逃げ続ければいいわけでもないと思っていて。頑張れる場所を見つけるのは自分の役目だ。だからもっと自分の決断には慎重さと大胆さ、勇気と覚悟を持たなきゃいけないな、と。

人に強制されるものではないし、
人に強要するものでもない。

自分で頑張る場所は選んだっていい。
そのために必要があれば逃げるのもいい。

でも逃げ続けちゃいけない。
頑張れる場所を探し出さないといけない。
そのためには自分と向き合わなきゃいけないし。
動き続けなきゃいけない。

そして決断をしたのなら、
そこで頑張り続けなきゃいけない。

そういった意味でも、何か勇気を持って決断した人のことを
自分は止めることが出来ないなって思う。