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「弱さ」は誰かの「強さ」を引き出す

最近出会った素敵な言葉、それが

「弱さ」は誰かの「強さ」を引き出す


というもの。

我々はどこか”強く”あることを求められている気がする。

短所、というとどこかマイナスのイメージをもったり、欠点は克服しようと言われたり。


たしかに短所がないスーパー人間だったら最高だろうし、欠点を克服しようとする姿勢はとても尊いものである。

だけど実際スーパー人間なんて私の知っている限りはいないし、欠点だって簡単には克服できないから欠点に感じるのであってそう簡単な話ではない。

この「強さ」と「弱さ」の狭間で試行錯誤しながら、なんとか強くあることを目指しているのが私たちのように感じている。


そんな中、冒頭にあげた最近出会った素敵な言葉は、これまで私が上記のように考えていた固定観念を見事に取っ払ってくれた。

「弱さ」は誰かの「強さ」を引き出す

私なりの解釈をしていくと、

人それぞれ何かしらの「弱さ」を抱えている。

例えば人見知りだったり、例えば足が悪かったり、例えば運動が苦手だったり、例えば絵が苦手だったり。

その一方で私たちは人それぞれ「強さ」を持っている。

社交的だったり、運動神経がよかったり、集中力が高かったり。


自分が「弱い」と感じている部分では他の誰かの「強さ」が活かされ、
他の誰かが「弱い」と感じている部分で自分の「強さ」が活かされる。

結局私たちはお互いに助け助けられの関係性が、一見複雑に見えるけれど一番効率のいいやり方なのだ、と教えてくれている気がした。


だから弱い部分がある自分を悲観的に捉える必要はないし、強くあり続けようとする必要もない。

それとともに、自分より劣っている部分があるなと感じる相手がいたとしてもあざ笑うことなどもってのほかだ。

私たちは、”自分の強さ”と”誰かの強さ”で支え合いながら生活しているのだから。

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塩浦良太
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