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「ちょっと素敵な勘違い」を装備する

人生を変えるのに必要なことは、
いろいろあるが、
ちょっと素敵な勘違いが
出来るかどうかというのは
とても大事なことだと思っている。

この言葉は、「林先生の初耳学」という番組で林先生とROLANDさんが対談した際に、ROLANDさんが言った言葉だ。

「ちょっと素敵な勘違い」、すごいい言葉だ。

・・・

ついつい難しく考えてしまうことが多い。

「これを言ったらどう思われるだろう」
「自分は将来どうなっていくんだろう」

答えはすぐには出ないのに、自分でコントロールすることは難しいのに、心配で不安で怖くてついつい考えてしまう。

確かに何か物事を行う上で「準備」というのは大切だ。

私自身も、持ち前のセンスのようなものは一切ないので誰よりも準備を大切して、そこで周りと差別化を図り、結果を出そうとしてきた。

ただ、ここは難しい部分でもあるのだが、人は考えすぎると臆病になる、という傾向がある。

つい最悪のケースを考えてしまい、その最悪のケースで頭の中のイメージがどんどん膨らんでいき、段々不安になり、「やっぱやめておこう」ということになりかねない。

やっぱり失敗は怖いし、辛い思いはしたくない。
考えすぎると臆病になる、は真理である。

テスト前ギリギリになっても何か参考書を開いて覚えよう、というのもある種その傾向の一つかもしれない(もちろんそれで覚えられるものもあるかもしれないが)。

だけどそこで「ちょっと素敵な勘違い」を装備することが出来れば、心に余裕が生まれると思っている。

先程の「テスト」を例に挙げる。

私の場合、テストは前日のうちからもうあまり勉強をしていなかった。

「今から詰め込んでもしょうがない。何とかなる。早く寝た方がいい」

これも「ちょっと素敵な勘違い」だ。まだ勉強する時間はあるのに何とかなると思っているのだから。明確な根拠はないのに。

もちろんその日までにめちゃくちゃ勉強はする。でも勉強しても勉強しても不安は消えるわけではない。そんな不安に追われ続けるくらいだったら、前日は早く寝て心を落ち着けた方がいい、そう思っていた。

”コントローラブルに目を向ける”

いろんな本を読んで印象に残っている言葉であり、私自身もそれを受け、これまで何度か記事にも書いてきた。

私たちは何か行動を選択するとき、結果をコントロールできるわけではない。ただ自分の心はなんとかコントロール出来る。

その一方で我々はスポーツにおいても人間関係においても、何かと負のイメージを膨らませて勝手に自分を崖っぷちに立たせて、火曜サスペンス状態にし、自分自身を追い詰めている。

不幸な勘違いをしがちなのだ。

でもそのことに気づければあとは簡単。それを素敵な勘違いにすればいいだけである。

「なんかいけそうな気がする」
「運がいいな」
「恵まれているな」

別にその素敵な勘違いは「嘘をついている」わけではない。
自分がその勘違いを現実になるように行動すればいいだけである。

不幸な勘違いによって機会の喪失をすることを防ぐ、素敵な勘違いにはそんな力がある。

素敵な勘違いによって行動さえ起こしてしまえば、あとは人間は失敗したくない生き物だから成功するよう気づいたら頑張っているものだ。

・・・

巷では「行動が大事、行動が大事」という言葉が溢れている。

その言葉が正しいことは事実だと思う。だけど、

「行動が大事なのはわかるけどやっぱり怖い」
「何からすればいいかわからない」
「そんなの強い人の意見でしょ」

そう思われる可能性もある。

また「行動が大事」といったある種「意識高い」言葉に対して”息苦しさ”を感じてしまう人もいるかもしれない。

でも「ちょっと素敵な勘違い」だったらどうだろう。

どことなくふんわりしていて、メルヘンチックで、なんだか自分でも出来そうな気がする。

自分の中に「ちょっと素敵な勘違い」を装備する。
まずは自分自身、実践して試してみたい。




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塩浦良太
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