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「面倒くさい」の反対って何だろう
インプットとして何か結果を残した人、一般的に「成功」している人の記事や動画を見ることがあるがその時に話題に出てくることがあるのが、
「面倒くさいことをいかに徹底してやれるか」
「面倒くさいことを愛せるか」
という言葉である。
中学時代の野球部でも監督からは「凡事徹底」とことは言われており、似た部分を感じ、どことなく言っている意味は分かっている気がしていた。
でもふと思った。そもそも「面倒くさい」ってなんだろう?
言葉だけ独り歩きしてしまって本質が分かっていない気がした。
「面倒くさいことは大事だから」と言い聞かせることも可能ではあるが、それだとどこかで息苦しさを迎える気がする。
面倒くさいを面倒くさくない状態にすることの方が有効だと思った。
でも面倒くさくない、では説明になっていない。
「面倒くさくない」では「面倒くさい」がわかっていないとどうすれば「面倒くさくない」になるかわからない。そこの言語化が大事だと思った。
「面倒くさい」の構造
分かりやすく説明してくれているサイトがあった。
「面倒くさい」とは、何かしなければいけない物事に対して、進んで取り組む気持ちが起きない時に使われる言葉
「宿題するの面倒くさいな」
「部屋の片づけ面倒くさいな」
こんな感じで使うことがある。
そのため、「面倒くさい」という言葉は、「気が進まない」「億劫である」「かったるい」「いやいや取り組まざるを得ない」といった意味をもっている。そんな風に気持ちや感情を表すときによく使われる。
また一方で、人の性格や人物像を表現する時に使う言葉でもある。
ちょっとしたことでもすぐに拗ねたり、怒ったりするような人物は、付き合いづらく、円滑な人間関係が保ちにくいために、「あの人は面倒くさい人だ」っといった表現をすることもあります。
と上記で示したサイトにも書かれている。
言葉の意味
「面倒」という意味で考えると、”面倒には手間がかかって煩わしい”であり、その対義語としては「容易」であったり「手軽」であったり「簡単」であったりが紹介されている。
意味のまま直接的に考えると、「面倒くさい」ものを「面倒くさくない」ものにするためには、より効率のいいものにしたり、動作を少なく仕組み化できるようにしたり、そんな感じがするがいまいちピンとこない。
特に人間関係において「効率」だったり「仕組み化」だったりは当てはまらないから違和感を覚えたのだろう。
自分なりの結論
自分なりの結論を最初に言うと、結局、「面倒くさい」の反対は「面白がる力」だと思っている。
➤何かしなければならない事に対して、進んで取り組む気持ちが起こらない=その物事・行動をつまらないと思っている
➤あの人面倒くさいなと思う
=理解しようとするのが大変、興味を持てない
これが私なりの面倒くさいの仕組みである。
だからこそ「面白がる力」を持つことで、これらが解消されるのではないかと思っている。
勉強だって宿題を目的にするから面倒なわけで、そこで得た学びに興味をもって深く掘ることで意外なつながりの発見や新しい出会いなどが生まれる。
服を畳むのだって、どうすれば効率よく綺麗に畳めるか考えながらやることで少しは楽しくなるし、その発想が別の場面で転用されるかもしれない。
人間関係だって、面倒くさいと思う人は恐らく自分にない部分を持っている人であって、それこそ自分のさらなる成長のチャンスだと思う。
「面倒くさい」と”やらない”決断をすることは簡単だけど、そこから生まれるものは何もなくて、少し面白がって”やってみる”ことで新たな発見が生まれるかもしれない。
それでももし、なんか違うなと思ったらやり方を変えたり、距離をおいたりしてもいいと思う。
こんな感じで自分なりの「面倒くさい」の反対は「面白がる」ことでだと思っている。
言葉にはそれぞれ意味があるが、抽象的な言葉にどんな意味を与えるかはそれぞれの自由。いろいろな正解がある。むしろ答えが複数ある方が面白い。
自分なりに言語化する習慣は大切にしたい。
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