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「初めて」に触れ続けたい

大人になるってどういうことだろう。
定期的に考えてしまうことがある。

たくさんの知識を持つようになること?
要領がよくなること?
力の使い分けができるようになること?
無理はしないこと?

こんなことを考えるから、
たまに「達観してるね」って言われるんだと思う。

別に自分からしてみれば達観してるとかではないんだけど(笑)
単純に疑問として湧いてくるから。

”大人になると体感時間が短くなる”という風に言われている。
そのことを「ジャネーの法則」と呼ぶらしく、

「人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する」

らしい。

難しいことはよくわかんないけど、感覚としてはすごくわかる。
たぶん、知っているものばっかり選んだり知っている人とばっかり会ったりしてるからなのかもしれない。

初めての体験ってそれを目に焼き付けようとしっかり見るから、すぎる時間がゆっくりで。逆に、慣れってある程度自分の頭の中でイメージできているからしっかり見ることは少なくなっていく気がする。


そういった理論はなんとなくわかっていても、大人になるとだんだん初めてに飛び込むのが怖くなっていく。

なんでなのかはわからない。
守るものなんてないのに、勝手に何かを守ろうとしてリスクに飛び込まない。


そんな中、この前の土日はいろんな「初めて」を経験した。

初めてのイベント、
初めての人、
初めてのお店、
初めての食べ物、
初めての味。

そのどれもが決して「いいもの」ばかりだったとは言えないけど、「知っているもの」が増えてきている今にあえて初めてに触れることで、少なからず刺激があった。

「初めてっていいなぁ」


純粋にそう思った。

もっともっといろんな初めてに触れたい。
だってまだまだ世の中知らないことだらけだから。
子供のころっていろんなことに興味があったはずだ。

「あれなに?」「これってどういうこと?」

って。

大人になると自由は増える一方で、いろんな情報を都合よく入手することができる。その情報を知って、すべてを知ったかのような気分になる。

たしかに大人になるのも悪くないけど、子供心は忘れたくないな。

初めてに触れ続けることでまだ知らぬ「好き」に出会えるかもしれないし、
まだ知らぬ「嫌い」にも出会えるかもしれない。

好きも嫌いも、どっちにしてもそれを知れるってすごい幸せな事なきがしている。だって自分のことにより詳しくなれるんだから。

食わず嫌いも、まずは自分で知ってからだね。


これからあとどれくらいの「初めて」に触れられるだろうか。




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塩浦良太
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