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感情の波と向き合う

人の感情には「波」がある。

いい時もあれば悪い時もある。
「今自分イケイケじゃん!」と思う時もあれば、
「なんか気分乗らないな、」と思う時もある。

いやなことがあった時、「寝たら忘れます!」と言う人がいる。
いやなことがあった時、「考え込みます、」と言う人がいる。

出来ることなら常にイケイケでありたいし、寝たら忘れるくらい感情がリセット出来る人でありたいと思っていたけど、どうやら私には難しい。

感情に左右されながら生きているタイプの人間だ。


かつては気持ちが落ち込んでいる時、
「なんで気持ちが上がってこないんだよ!!」
とちょっと自分に対してフラストレーションがたまる時もあった。

逆に「自分は元気」「気持ち病んでない」と目の前の感情に蓋をしている時もあった。

でもそれって叶ったとしても一時の効果で。なんなら自分の感情に嘘をついているから苦しくて。

こういった時に大事なのは、

”負の感情をなかったことにするのではなく、認めること、向き合うこと”

なんだと知ってからは少し楽になった気がする。

今でもたまにある。

「あ、今の自分、ちょっと調子悪いな」

これに気づけているのって、自分の負の感情、波が下がっていることを受け入れているからであって。その感情に気付けることで、その時だからこそどういう行動をとったほうがいいとか、人との関わりは気を付けたほうがいいとか、そういった負の連鎖が生まれるのを未然に防ぐことができる。

ちなみに今現在はすこぶる調子がいい。

それは別になんでもかんでもうまくいっているから、というわけではない。
何ならうまくいってないことのほうが多いし、悩みは尽きないし。
でも感覚的に調子がいいと感じている。

これは調子が悪い自分と向き合えているからこそ気付ける調子の良さであって。感情に蓋をしていたら気付けない調子の良さだ。

ちなみのその「調子の良さ」を測る自分の中での指標を1つ紹介する。
それは、オードリーの若林さんがご自身の著書で書かれていた言葉にある。

「ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ。」

『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 』

調子が悪い時っていろんなことに気が散っちゃう。

何か一つのことに取り組んでいても、突然また別の何かが気になったり。よくない考えが頭を巡ったり。ネガティブはまたさらに別のネガティブを生みだす。そうやってどんどん沼にはまっていく。

逆に調子がいい時って気が散らない。

時間が経つのを忘れるくらい目の前のことに没頭できる。それは限られたものだけじゃなくて、「やる」と決めたことに対してはすべて。それに行動の優先順位付けもすごくうまくいく。余計な考えが頭を巡らない。


これって、調子がいい時と悪い時の特徴がわかっているからといって、じゃあコントロールできるかっていうと、全部が全部コントロールできるわけじゃなくて。

多少「下」でいる期間を短くすることはできるかもしれないけど、波は必ずある

その波に逆らうんじゃなくて、大事なのはその波にどうやってうまく乗るかであって。


そんなことを思っていたら最近また素敵な言葉に出会った。それが、

「感情をすべて『並列』にする」

というもの。

人は感情に左右されやすい。いい感情だったらできるだけいっぱい浴びたいし、長引かせたいし、悪い感情からは目を伏せたい。

でも大事なのはいい感情も、悪い感情もその瞬間の一喜一憂はあれど、「並列」として扱うこと。良くも悪くも引きずらない。だってそのすべてが自分だから。

「自分」がドシッと真ん中にいる。そんな自分を構成する感情だと。その感覚を大事にする。むしろ感情の変化を楽しむと。


感情の波に乗れる「サーファー」になりたいな。




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塩浦良太
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