トラブル時にユーモアで挑むSNS運営
史上初開催となったF1のラスベガス・グランプリ。開催地がラスベガスとあってレース前から各地で盛り上がり。それに対してトップドライバーであるレッドブルのマックス・フェルスタッペンが「99%ショーであり、スポーツイベントの要素は1%」と批判的なコメントを出して、レース前から様々な形で注目を浴びることになりました。
NETFLIX初のライブスポーツコンテンツ「NETFLIX CUP」も開催され、ドライバーたちも参加していました。
そしていよいよ競技に注目が集まり、フリー走行が始まった初日トラブルが発生。フリー走行1回目でマンホールの蓋がマシンと接触するアクシデント。20時半に開始したFP1が10分足らずで終了。
コメント欄や様々な媒体が皮肉的な投稿をする中、各チームの公式SNSはどのような投稿をしたのか。ここまでのユーモアを出して投稿出来るのもF1ならではの印象でしたが、「フリー走行が中断しています」というようなありきたりなものではなく、どう機転を効かせることが出来るか。これが問われたのが各チームのSNS運営。
日本人ドライバーのスクーデリア・アルファタウリ角田裕毅もユーモアある形で公式SNSに登場。
コース整備のため、様々な遅延を経て結局午前2時半からの深夜走行。さすがにF1公式はユーモアなく、淡々と状況報告の投稿に徹していました。
走行時間が発表された後にアルピーヌF1がウィリアムズ・レーショングにゲームをSNS上で持ちかけることに。
アルファロメオのクルーもガレージでゲームをする様子がSNSに。
無事に現地午前4時過ぎにフリー走行は終わったようでしたが、波乱のスタートとなったラスベガスGP。SNSの事例的には様々なチームのアプローチを見ることが出来る貴重な出来事になりましたが、目覚めの投稿がどんなジョークで始まるのかも注目ですね。
この場合、各チームにとってコントロールが出来ないトラブルが発生した際にはどのような投稿に方向性を定めるのかは瞬時の判断が求められます。文化的に日本では参考にならない形かもしれませんが、こういった時だからこそユーモアを持って、遊び心を含んだ運営をするのも1つの対応策ですね。