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「普通」の人のためのSNSの教科書から振り返る私とSNS
今まさしく私が書いているnoteのプロデューサーを務める徳力基彦さんの書籍「普通」の人のためのSNSの教科書を読了しました。
徳力さんとは実際にリアルの場でお会いしたことはないのですが、平日13時に開催されるクラハカフェをきっかけに何度かお話をさせていただいたことがありました。いつかリアルでもお会いしてみたいですね。
ツイッターでも毎回告知をしており、会話の中で挙がった話題や記事を随時紹介してくれます。毎回最新の話題を勉強する機会になっています。クラブハウスは一時期の盛り上がりが停滞してしまっていますが、個人的には13時になったらふらーっと入ってしまいたくなるそんな空間です。米国にいる際もちょうど深夜ぐらいの時間帯なので寝る前によく聞いていました。ウィザーズの話からこんな嬉しい投稿をしていただいたこともありました。
ワシントンウィザーズの投稿は安定してエンゲージ高いですよね。#クラハカフェ https://t.co/xY1BR1Zgex
— 徳力 基彦(tokuriki) (@tokuriki) November 16, 2021
今回はこの本に対する書評というよりは自身のSNS運用を振り返ってみたいと思います。初期まで振り返るとmixiやmsnメッセンジャーなどを活用していましたが、”仕事”や”ネットワークづくり”という面で最初に役立ったプラットフォームはスポナビブログでした。既にサービスは終了してしまっていますが、米国の大学に通い、メジャーリーグ球団でインターンをしながらスポーツビジネスのニュースやインターンでの日々を綴っていました(急になくなってしまったので保存さえ出来ず、完全に消え去ってしまいましたが)。
大学には日本人が数名しかいない環境でしたが、ブログを書くことによって日本の方々との繋がりも生まれ、更にはただの大学生ではありましたが、あの赤いブログを書いている子だよねなんて言われる頻度が増えていきました。イギリスに交換留学しているときには、ヨーロッパ在住の方からも連絡があり現地でお会いしたこともありました。
こういった初期の経験からSNSに対しては無限の可能性を感じていました。フェイスブックに関しても日本上陸する前から活用していました。なぜなら当初は米国の大学生限定のプラットフォームでした。大学のEメールアドレスがなければ登録できませんでしたので大学名簿的な感覚で使っていました。昨年その原点に戻るサービスもプラットフォーム内で作ったことが発表されていました。
それから誕生するSNSには手当たり次第アカウントを作り、ツイッターやリンクドインも今でも活用しています。特にツイッターは米国のスポーツ界では速報ニュースプラットフォームとしての一面も持つことから情報を得るために欠かせませんでした。ですが一時期これらを全て停止、またはアカウントを削除したこともありました。
それはメジャーリーグ球団で通訳として働いていたときです。SNSを活用するなら発信をしたい派だったのですが、自分が発信することは自然と選手がどこにいるのか、何をしているのかを伝えるきっかけになってしまうという懸念点が出てきました。上手く付き合えば良かったのですが、その時はアカウントを消すという手段を選び、数年SNSの発信から遠ざかっていた時期もありました。
ですが2014年シーズンを最後に選手付きの通訳の仕事を終えると、フリーランスとしてSNSをフル活用するようになります。フェイスブックでは自分が今何をしているのか、ツイッターでは海外スポーツビジネスニュースをメモがわりに翻訳、リンクドインでは米国との繋がりを保つため、インスタグラムはプライベートでとそれぞれのプラットフォームを使い続けています。noteの活用法はまだまだ手探り状態ですが、一時的なタイムラインで流れてしまうツイッターとはまた違った活用法で記録していくためのプラットフォームとしても使っていければと思います。
自己満足でそれを継続している形ではありますが、そこから面白い連絡も度々いただくこともあります。特にライター業の割合が多かった頃は、記事の依頼などはよく来るようになっていました。更にはその時々にアップした仕事の近況から新川君ってこんな事出来る?なんていう問い合わせも度々。
フリーランスとして活動するにはSNSは欠かせない発信と繋がりの場へとなりました。最近も東京にいるなら会いませんか?という連絡をいただき、全くの他業種であり、普段は米国にいるはずのRamen Hero創設者の長谷川さんとお会いすることも出来ました。
NBA八村選手所属のワシントンウィザーズでマーケティングはじめ多々ご活躍の@Ryo_Shinkawa さんに、USスポーツ業界のお話を聞かせてもらいました。MLBでは3球団で5年間日本人選手の通訳を担当されたそう。食もエンタメの側面が色濃くなってきているので、プロスポーツ業界からの学びがとても多かった。 https://t.co/ZQaZVpyllA
— 長谷川 浩之 | Hiro Hasegawa (@hiro_hsgw) December 3, 2021
そして今はなんとそのSNSを仕事にすることになっています。これは自分も予想していなかった道ですが、2020年から”公式”の運営側へと進むことになりました。現在はフリーランスの立場も残しながら、NBA球団ワシントン・ウィザーズの日本語SNSアカウントを運営する仕事をしています。
ウィザーズ 2021-22シーズン、注目のゲームをピックアップ!#ウィザーズ|#DCAboveAll pic.twitter.com/cUUzEnE7B8
— ワシントン ウィザーズ (@washwizardsjp) September 1, 2021
公式の運営側に回ることで見える景色もまただいぶ変わってきました。なんでああいう投稿になってしまうのかという疑問や誤字脱字をしてしまう気持ちがよく分かりました。笑
現場の通訳で人と人を繋げる仕事からオンライン上で人と人、または国と国をどう繋げるか。こういったキャリアのステップを歩むことが出来ているのはSNSというプラットフォームが確立したからに間違いありません。