Yahoo!プロモーション広告の自動入札がすごい

皆様


お疲れ様です。前回少しGoogleのスマート入札について触れましたが、今回はYahoo!の自動入札について書いていきます。

さて去年末にローンチされたYahoo!の自動入札(※下記リンク参照)を実際に使用して成果が上がってきたのでそちらをご紹介できればと思います。

こんな形で進めていきます。

・自動入札の種類

スポンサードサーチの自動入札には4種類あります。

「クリック数の最大化」「拡張クリック単価」「コンバージョン単価の目標値」「広告費用対効果の目標値」の4つに分類されます。

基本的にGoogleのスマート自動入札と同じですね。実際にどんな機能になるのか下記に記載していきます。

▼クリック数の最大化

使用目的:サイトへのアクセス数を増やしたい

仕様:指定した予算内でクリック数を最大限受けられるように入札単価を自動調整してくれる機能

使用例:コンテンツ等ページを見てもらいたい場合など認知向けのプロモーション ※ポータルサイトや新規向けプロダクト

▼拡張クリック単価

使用目的:コンバージョン数を増加させたい ※アプリダウンロードでは使用不可

仕様:コンバージョン条件は指定なしでコンバージョンに近いアクションを起こしているユーザーに対して入札単価を自動調整してくれる機能 ※Googleのコンバージョン数の最大化に該当

使用例:コンバージョン獲得を増加させたいが過去30日間に50件以上のコンバージョンがないキャンペーン ※B2B商材や低予算のアカウント

▼コンバージョン単価の目標値

使用目的:一定の目標値内でコンバージョンを増やし続けたい

仕様:目標のCPAに収まるように入札単価を自動調整してくれる機能で使用条件に設定するキャンペーンに過去30日に50件以上のコンバージョンを獲得している必要がある

使用例:コンバージョンを計測しているアカウント全般 ※運用指標をCPAにて運用しているサービス等

▼広告費用対効果の目標値

使用目的:コンバージョン毎に価値をつけて費用対効果を最大化したい時

仕様:目標ROASを維持して費用対効果を最大化できるように入札単価を自動調整してくれる機能 

使用例:コンバージョン値を計測しているアカウント全般 ※主に単価の違うECサイト等

以上が自動入札の種類です。

・自動入札の設定方法

次に自動入札の設定方法です。ツールタブから「ポートフォリオ入札ツール」を選択

遷移後に「ポートフォリオ入札設定の作成」を選択し作成したい入札方式を選択

以下に自動入札ごとの内容を記載します。

▼クリック数の最大化

オレンジ枠内の項目

・自動入札名

・入札価格の上限

・目標予算(日額)

上記を埋めて完了です。

▼コンバージョン単価の目標値

オレンジ枠内の項目

・自動入札名

・目標コンバージョン単価

・入札の上限の有無

・入札の下限の有無

上記を埋めて完了です。

▼広告費用対効果の目標値

・自動入札名

・ROASの目標値

・入札の上限の有無

・入札の下限の有無

上記を埋めて完了です。

▼拡張クリック単価

キャンペーン配下の設定から「予算と掲載条件」を編集

チェックマークにチェックを入れる

上記で完了です。

・実装してみての数値変動

実際にEC系のアカウントに実装して配信したところ下記のような成果がありました。

CV数が増加してCPAを下げることに成功してます。

1か月目と比べてCVは124%増加、CPAは12%削減

今回使用したのは「拡張クリック単価」を使用して配信した結果、上記のような結果になっています。

ちょうど3か月ほどで自動入札が効いてきてますね。

肌感としてはGoogleのスマート入札よりも成果向上しやすいように感じます。

ぜひどのアカウントにも導入してもらえればと思います。

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