読書は他人の人生を擬似体験できる No.347
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2021年12月14日 「DAYONE日記」No.347
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。プロフィールは以下の通りです。
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私は、会社に入って長らくの間、自分を苦しめていたパラダイムがありました。
それは何か?
会社勤務の方は、ご理解いただけるかもしれませんが、一つの会社に入社して、その社内で出世して、定年を迎えるという1つの価値観だけを持って生きていたということです。
私が入社した時代には、今よりも人材の移動、つまり、転職も盛んではなく、とにかく入社した会社で一生働くというのが当たり前の考え方であり、当たり前の時代でした。
そういった考え方が当然だと思い、その一つの価値観として社内で出世することがとても大事だと思っていたのです(環境のせいにしている時点で、かなり他責的な発想だったと思います…実は自分でその価値観を選択しているとも知らずに…)。
そして、一つの価値観だけで生きているととても怖いと感じたのが、その価値観に合わない人生に入った時、それは、体を壊した時、出世できなくなった時などに生きていく意味を見出せなくなって、自分を否定するしかなくなるということです。
生きていく意味を見出せなくなるのではないかと思います。そして、そんな人を多く見てきました…。
私自身も一つの価値観だけで生きるというのは、とても危険なことだと思っていたのですが、その解決手段がずっと見出せずにいたのです。
それを強く思うようになってから、様々な人と出会い、読書をすることで、人の生き方や、価値観、考え方に触れていくことで、多様な価値観があることに気づくことができるようになったのです。
頭では分かっていたつもりでも、ずっと自分の中に腹落ちしていなかったのだと思います。そのことを考えるようになって、人の個人差を意識できるようになったのです。
そして、様々な人の人生を見ておくことは、自分の人生が機能しなくなった時も、「自分の物語の書き換え」ができるようになるということを知りました。
だから、失敗して終わりではなく、「また新しい人生を頑張ろう」という気力が湧いてくるのです。
それが、まさに自分の人生の物語を書き換えるということです。
だから、多くの人の生き方や物語、物差し、価値観を自分の中にとり入れるためにも読書が必要なのです。
だから、「本を読む」というのは、知識を学ぶということもありますが、今までやってきた人の人生を疑似体験化することができるのです。
1つの文学や自伝を読むだけで、それが自分の人生のサイドストーリーの1部、もしくは、本ストーリーの1部になると思えば、学ぶしかないはずです。
読書についても、こういった解釈をしてみると、見え方が変わってくるはずです。
結局、何かを学ぶというのは、必ず自分の何かになるのです。努力が無駄になる事はありません。
だから、読書もその1つの手段として有効に活用してみてはいかがでしょうか?
大事なことは、多様な価値観を理解することです。
それが出来れば、単一的な価値観のみに支配されず、自分の生き方も多様化できるはずです。
ぜひ、一つの価値観に捉われず、何があってもやり直せるという気持ちで多くの価値観に触れて下さい。
それが読書だと思っているので、オススメです。