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会社で、「自分だけが大変」とか「あの人は楽してズルい」と思った時の思考法

こんにちはー!
今日のnoteは、会社で「自分だけが大変」とか「あの人は楽してズルい」と思った時の思考法というお話です。

会社や組織で働いていると自分だけが大変だと思えたり、楽してるように見える人がいたり、自分ばっかり苦労しているようで納得いかないことがありますよね。

今日はそんな時の考え方についてです。

強みを活かしている

僕は、仕事というのは本質的には分業であると考えています。

1人で生きていくのは無理ゲーだから、みんなで集落を作って、やることを分けあったんです。

「強み」を活かすのが大事だと言われる最大の理由もこの原点にあります。
例えばマンモスを狩りにいくとして、その集落の実入を最大化したいと思えば、体格が良かったり、筋肉ムキムキだったり、狩りが得意(弓矢とか?)な人が活躍するほうが好ましいですよね。
僕のような非力なオッサンだと集落が滅びかねません。

ですので、それぞれが「自然に出来ることや他の人ほど努力しなくてもいいこと=強み」を活かして協力していくわけです。

その時に他の人が楽しているように見えるのは当たり前です。
得意なことを分担しあうことが仕事の本質ならば、あなたがその仕事をすることで他の人が楽して出来る仕事に取り組めていないとおかしいからです。


強みは比較優位の原則によって交換される

とはいえ、納得いかない場面もありますよね。
同じ仕事を(同じ待遇で)しているのに、楽してるひとがいたり、パフォーマンスが低い人がいたり…

そんな時に思い出して欲しいことがあります。
それは、
強みは比較優位の原則で交換される
ということです。

確かに、強みは他人との比較でしか見出すことはできません。
無人島で1人きりで育ったら、ウサイン・ボルトは世界一早く走る素質があることに気がつくことができません。

しかし、こと分業の世界では必ずしもその強みは他人より優れている必要はないのです。

↓以前、比較優位について書いたnote

A国、B国それぞれが自国の得意とするものの生産に特化し、他は貿易によって賄うことで、より多くのものを得ることができて全体の利益が高まる結果となる。これが、国際貿易は双方にとって利益があるという経済理論=”比較優位の原則”です。


貿易や仕事の文脈では、たとえ他人と比較して全ての分野で劣っていたとしても、その人の中の比較で優れている分野に集中すれば、全体の利益を最大化できるのです。

つまり、隣の同じ仕事の人があなたよりパフォーマンスが低くても高くても、それも当たり前のことなのです。


わざと手を抜く人もいる

だけども、だけど!!
今度は、その原理をいいことに、わざと手を抜く人が出てくるんですよね。

それについては、
・そういう人は必ずしっぺ返しがあるし、頑張るあなたを見てくれて評価してくれる人がいる!
という理想を言い切るつもりはありません。
そうあって欲しいと願うけど、たぶん必ずしもそうではないのが真実です。


・サボる人も必要

という言説もありますが、それも現実に隣にサボってる人がいて、ムカついている時には救いになりません。



これについては、僕はこう考えています。
「仕方ねぇ・・・」
と。
多くのサボってる人にはしっぺ返しがあると思いますが、何のダメージもなくサボり倒すことができる人もいるでしょう。
これは、もう仕方ないと思います。
真似したければすればいいし、どうしても嫌なら自給自足を選択してもいいかもしれません。

極論に聞こえると思いますが、タダ乗りする人に片目をつぶってでも分業するのか、社会となるべく関わらずに1人で生きていくのかという選択であると僕は考えています。


最後に

今日は、会社で「自分だけが大変」とか「あの人は楽してズルい」と思った時の思考法というテーマでお話しました。


✅強みを活かしているから他人が(自分も)楽なのは当たり前
✅比較優位の原則から、他人が自分より優れている保証はない
✅サボる人がいるのは仕方ねぇw

という内容でした。
いかがでしたか?何かしら働くことのヒントになったら嬉しいです。
では、また!





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