【播磨町】最適解らしきものを見つけるための対話
こんにちは、兵庫県で一番小さなまち播磨町のまちづくりアドバイザー佐伯亮太です。2023年度からは、兵庫県の西の端、佐用町でも縮充戦略アドバイザーとして勤務が始まりました。それぞれを分けて発信するのもちぐはぐになりそうなので、このnoteでは、2つのまちのことを発信していきます。
「播磨町の公共交通について話し合おう」
播磨町は兵庫県で一番小さな自治体で、おおよそ3km四方のまちです。成人男性なら15分ほど歩けばJRもしくは山陽電車の駅に到着します。そんなまちでも話題に上がるのが地域の足、公共交通です。今年度播磨町では、公共交通に関する計画づくりを進めており、10月には合計4回の意見交換の場をつくることになりました。10月7日(土)の午前と午後にテーマを分けて話し合ってみました。
世代で異なる公共交通
テーマもあってか、午前中はどちらかと言うと高齢の方が多く、午後からは中学生を中心にした若者が多く参加されました。アンケートの結果や他市町の事例を聞きながら、播磨町ではどんな移動ができたら良いかを話し合っていきます。
午前は、「やっぱりバスに無料でのれるようになってほしい」や「〇〇地区はほんとに困ってるからどうにかして」といった意見が出され、午後からの中学生たちは「いまは自転車でどこまででも行ける」や「バスを増やしたりしたら税金が上がって将来困る」といった意見が出ていました。
当事者として考えられるか、外野から考えるか
公共交通に限らず、多くのまちの出来事は「自分には関係ない」と言えてしまいます。でも当事者になったらどうでしょうか、その目線にたったらどう見えるでしょうか。逆に外野からその出来事をみるとどう見えているでしょうか。まちづくりって、絶対的な正解がなく、こちらから見れば◯でも、もう一方から見ると✕みたいなことが常です。だからこそ、対話を繰り返すことで、最適解らしきものを見つけに行くというのが大事だと思っています。
2022年、町制60周年と同時に出した協働のまちづくり宣言をきっかけに、徐々に対話の場や対話の機会が播磨町内に広がっているように思います。