ボカロ曲を紹介するにあたって
ども、松谷リョー(松了レギオン)と申します。インターネット上でボカロに関わることを発信する時はこの名義を使わせていただいております。
突然ですが皆さん。ボカロ曲はお聞きになりますでしょうか?(この記事を見ているということはたぶん聞いていることでしょう。)
ですがここでもう一つ皆様に問いたいことがあるのです。
ボカロ曲ってどんな曲ですか?
実は私はこの質問をしたときに「初音ミクの曲」や「機械音の電子的なやつ」などと答えられるのがあまり好きではないんです。
だってボカロって初音ミクだけじゃないしジャンルも決まってない。
考えてもみてください。
みなさんは好きなバンドやアーティスト、アイドルっていますか?
おそらく一組くらいはいるでしょう。
それじゃあこんなことを言われたらどう思いますか?
「嵐も関ジャニ∞もSnow Manもなにわ男子も同じジャニーズだから」
「乃木坂46もAKB48もNiziUも同じようなもんじゃん」
「sumika?ああBack numberとか凛として時雨みたいな?」
「KPOP歌ってる人たち何が違うのかわからない」
9割5分くらいの人はたぶんむかつくと思うんですよ。ジャニーズサウンドでもアイドルサウンドでもバンドサウンドでもKPOPサウンドでもバンドやグループによって違う個性や音の響きって絶対にあると思うので。
ボカロ曲をボカロ曲として扱うのはそれと同じなんです。(自論ですけどね)
前述したようにボカロ曲ってジャンルという概念がないんですよ。
「六兆年と一夜物語」とか「チルドレンレコード」、「アンハッピーリフレイン」みたいなロック調なもの、「ハロ/ハワユ」、「from Y to Y」、「オレンジ」といったバラード調なもの
「トキヲ・ファンカ」や「吉原ラメント」のような和風な曲もあれば「悪ノ娘」や「Bad∞End∞Night」といった西洋風なものもあり、
「ドレミファロンド」「君色に染まる」といった明るいテーマの曲から「命に嫌われている。」「とても痛い痛がりたい」といった暗いテーマの曲まで。
こんな多彩な曲たちをボカロ曲とまとめてしまってもいいのでしょうか?
更にバンドがバンドによって、グループがグループによってそれぞれ違う声質や曲調を持つのに対して、VOCALOIDもクリエイター、ボカロPによってその声色や歌い方を変えてくるのです。
具体的に言えば、
同じ初音ミクでも、DECO*27さんのミクもいればAyaseさんのミク、はるまきごはんさんのミク、syudouさんのミクがいる。
同じGUMIでも、kemuさんのGUMIや、西沢さんPのGUMI、kanariaさんのGUMI、ユリイ・カノンさんのGUMIがいる。
同じflowerでも、バルーンさんのflowerがいて柊キライさんのflowerがいて煮ル果実さんのflowerがいてぬゆりさんのflowerがいる。
同じ鏡音リンでも、みきとPのリン、Neruさんのリン、カラスヤサボウさんのリン、Junkyさんのリンがいて、
同じ鏡音レンでも、すりぃさんのレン、のりぴーさんのレン、じーざすPのレン、Gigaさんのレンがいる。
あの人間味を帯びすぎた音楽的同位体可不でさえ、ツミキさん、R sound designさん、とあさん、かいりきベアさん、で全くの別人に様変わりする。
少々長く語りすぎてしまいましたが作り手の数だけその作り手の音楽を介するボカロ達がいるのです。
その子たちのことをどうかボカロ曲と一言で片づけて欲しくない。
そういう思いで始めようと思ったのがこのブログです。
今後このブログではボカロ曲一つ一つやクリエイター一人一人にスポットを当てて、素人ながらに紹介していこうと思っています。
拙い文章になるかと思いますし、どのくらいの期間続けることができるかもわかりませんが、何卒よろしくお願いいたします。m(_ _)m