おやすみ。おはよう。 おかえり。
こんなせかいだけれど、だからこそチカラが湧いてくるのです。
おやすみ。
電気を消したら魔法をかけるように
そのあとに とある大切な言葉をつぶやきます。
これが9年くらい続けてきた
ぼくにとっての魔法の習慣です。
小さなあいさつにだって魔法は込められます。
あいさつが道具にならないために。
コミュニケーションが部品にならないために。
役割を極めることから少しの間 離れて
ありふれた一言に祈りを込めてみます。
きっと傍目には何も変わらないように見えます。
けれど、中身はまったく違ってきます。
せかいは真っ暗闇だし
手も足もちぎれて飛んでいきそうなことがどこかでおきています。
こんなせかいだけれど、
だからこそチカラが湧いてくるのです。
ふとした叫びから ロックが産まれ
小さな物音から ダンスははじまり
言い間違いから ラップは口ずさまれます。
その瞬間にもう世界を動かしています。
役割をそっと脱いで
役目をガッと脱いで
産声をあげなおしているのです。
何者かになりたくて何者であるかを見失う。
そんな対立や競争や権威のせかいより
美しさや共創や献身のせかいに飛び込んでみます。
鍛える のではなく 労わるように。
急かす のではなく 愛おしむように。
人間性回復の生き方・働き方へ
せかいを変えていくチカラが湧いてきます。
ものがたりだらけの世界
そうでした。
チカラを込めないとやっていけないのは
チカラを奪われていたからでした。
チカラが湧いてこなかったのは
チカラを奪っていたからでした。
チカラを抜いたら もっと
チカラは溢れてくるのでした。
今日、何が言いたいか自分で分からなくたっていいのです。
明日、どうせ答えに会えるのですから。
ものだらけの世界は終わり
ものがたりだらけの世界がはじまります。
おはよう。
目が覚めたらやわらな日の光を浴びて。
おたがい語りあいましょう。魔法をかけあうように。
ものがたりは始まったばかりです。
everyday is brand new day.
おかえり。
ものがたりだらけの世界に。